内容説明
高句麗・百済・新羅と共に四国時代を築いた伽耶。耶馬台、大和倭との関わりも深く、古代日韓交流の中心となる王国だった。その建国から滅亡に至る、神秘のヴェールに包まれた伽耶と日本の関係を再検証。1500年前の卑弥呼の国・幻の伽耶の謎を追う。
目次
第1部 卑弥呼は伽耶王女、そして神功皇后(空白を隠す偽史『日本書紀』;大和朝廷のルーツ;任那日本府のウソ)
第2部 幻の王国、伽耶(伽耶はこうして生まれた;阿踰陀王女の結婚航海;仏教伝来と伽耶の茶文化;伊珍阿鼓王と伊奘諾尊;遺物が歴史を語り始めた)
第3部 伽耶の滅亡(水路・航路に沿って;伽耶琴の悲しい響き;そして伽耶は亡びた)