出版社内容情報
高級老人ホームに入居する婦人の野々山あすかと、窃盗をくりかえし裏社会に生きる久米明日香。まったく異なる境遇の二人の「あすか」が、教え子を殺し逃亡する高校教師によって複雑にからみあい事件に巻き込まれていく。事件に次ぐ事件の裏で、登場人物たちの家族愛や恋愛が絡み合う、長篇サスペンス。
内容説明
裕福な暮らしをする野々山あすかと、窃盗をくりかえし裏社会で生きる久米明日香。あすかが友人と話している場所に偶然居合わせた久米は、高級老人ホーム「いこいの園」の存在を知る。侵入を企む久米だったが、昔の仲間の不穏な動きや事件により、事態は思わぬ方向へ―。事件に次ぐ事件の裏で、家族愛や恋愛が絡み合う長篇サスペンス。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋学園高校卒業。76年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。ミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説などで幅広く活躍。2005年に第9回日本ミステリー文学大賞、16年に第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆっき
20
富豪のあすかと泥棒の明日香。ふたりの「あすか」の出会いから始まるノンストップサスペンス長篇。良くも悪くも安定の赤川次郎さんでした。2022/07/02
ぱりぱり
13
★★☆☆☆2022/11/03
寒っ!!
8
登場人物が多いが、上手く交通整理されている。どうせなら悪人同士が潰しあってもらった方がスッキリしたかも。2023/03/11
リリパス
4
シリーズものではない、単発作品です。切ないお話しでした・・・。2022/11/16
あや
3
図書館本。 久々の赤川次郎さん。 富豪のあすかと泥棒の明日香。2人のあすかが出会い、複雑な事件に巻き込まれてくストーリー。 登場人物は多いし、お話もなかなか複雑だけど、相変わらず読みやすくさくさく読めて、面白かった。2023/03/18