出版社内容情報
新型コロナウイルスへの感染が拡大する中、旅行雑誌社に入社した冬美は、「GoToキャンペーン」により、先輩記者の関と東武特急「リバティ号」に乗って会津地方への取材に向かう。取材初日、浅草駅から「リバティ号」に乗った二人は、大学教授でコンサルタントの平川と会う。その後、関に警視庁の十津川警部から電話が入り、平川のアリバイを尋ねてきた。新幹線で起きた殺人事件と関係するらしいのだが……。
内容説明
旅と人生社の藤原冬美は関修次郎と組み東北地方への取材旅行に向かった。二人は東武鉄道の特急「リバティ会津111号」の車中で平川敏生と遭遇した。この日、上野駅に到着した東北新幹線「なすの270号」の車内でキャリア官僚の土屋健治郎の遺体が発見された。容疑者として平川が浮上するが、決定的証拠を見いだせなかった十津川だが…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桂 渓位
5
コロナ禍の下での、久しぶりのトラベルミステリー📕 久しく音信不通だった相手から、連絡が来て、そう簡単に復縁出来るものなのでしょうか? これが一番の、ミステリーでした^^;2023/12/23
はる
2
西村京太郎さんが亡くなって読みました。私は十津川警部はドラマで渡瀬恒彦さんが演じたのが好きです。アリバイと最後はなるほどと思いました。小説も好きだけど、最後がいつも逮捕で終わるのが残念。なぜ殺したのかが犯人から聞けないのがドラマとの違い。2022/03/17
拡がる読書会@大阪
1
読書会中、今や時刻表なんてすぐ分かっちゃうから時刻表の空きを突いたトリックなんてもう無理なんじゃないですか?と聞いてみたところ、ネットの時刻表や路線案内は急がないように保守的な検索結果ばかりで、実は乗り継ぎのテクニックはリアルに色々あるそうで、実はまだまだ列車をつかったトリックはあるみたい。しかも今作はコロナ禍も含まれた設定で現代にも対応した内容で、列車がある限りまだまだ色んなミステリーができそうですね。 https://note.com/sharebookworld/n/nf225fe5147892022/12/31
たかひー
1
★★★ 久々のミステリーらしい作品。トレインミステリーというには弱いけど、いつもの西村作品らしい展開。2022/10/18
gumra
1
久々の列車アリバイ崩し!2022/01/25