Futaba novels
小泉八雲「へるん先生」探偵帖

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575007114
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲は、アメリカでジャーナリストとして活躍した後に来日した。松江で尋常中学校の英語教師をしていた明治二十四年五月、講演に訪れた井上円了とハーンの間で迷信・妖怪議論になる。松江城の幽霊話を聞いたふたりは西田千太郎らと城に登るが、そこでハーンだけが目撃した鎧兜の武者が、両目を抉られ両耳を削がれた死体で発見された。猟奇犯罪か。

著者等紹介

楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年福岡生まれ。日本大学法学部卒業後、歴史雑誌の編集者を経て、1996年歴史冒険サスペンス『十二階の柩』で作家デビュー。近代日本史上に実在した人物を軸に展開する時代ミステリーで注目される。『名探偵夏目漱石の事件簿』で第8回日本文芸家クラブ大賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二分五厘

6
尋常中学校の英語教師として小泉八雲が松江に赴任していた頃(明治24年)の事件譚。同僚達と松江城天守閣に登った八雲。そこで彼だけが鎧兜の武者を目撃するが、忽然と姿は消えてしまう。その武者が目を抉られ、両耳を削がれた死体となって発見された時から、連続殺人事件の幕が上がる。自分にとってはよく知っている町が舞台で、あーあそこって感じで読めたけど、馴染みが無い人には地図が必要だと思う。殺害現場や当事者の家が市民なら必ず知ってる寺を捩ってるから、やりにくいかな。猟奇犯罪と数百年前からの因縁と復讐。結構面白いです。2016/11/03

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