内容説明
日本を代表する着物デザイナー池田重子収集。アンティーク帯留200余点を掲載。
目次
帯留誕生物語
帯留意匠の移り変わり
アールヌーヴォー、アールデコ
宝石
芝山細工
作家物
木彫
玉
漆芸品
象牙
彫金(動物;食材;花;もの)
硝子
鼈甲
目出度きもの
季節のもの
小さきもの
著者等紹介
池田重子[イケダシゲコ]
大正14(1925)年、横浜に生まれる。幼少より第一級の美術工芸品に触れて養われた美的感覚を生かし、昭和51(1976)年、目黒に「時代布池田」を開店。明治以後の着物類のコレクターとしても知られ、それらをコーディネイトして展示した「日本のおしゃれ」展で好評を博す。また着物ブランド「夢工房」のデザインほか、古裂を生かす着物創作も手掛ける。帯留との出会いは着物デザインよりも古く、熱海婦人といわれた三菱財閥の岩崎小弥太夫人所蔵であった帯留をオークションで見、その素晴らしさに感銘を受けてから帯留の蒐集を始める。その後、それらの帯留に合う着物を探すうち、既存のものではもの足りず、独自の感性を生かした着物のデザインを始める。現在では、世界中の裂を取り入れた着物デザインや物語性を大切にしつつも装い全体で調査する斬新なコーディネイトにより、着物デザインの第一人者として知られている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
苺***
11
最近着付けを習いだし、和雑貨や小物類に興味が出てきたので買い求めた本です。写真がほとんどですが、帯留めの世界は日本の美の極致。 本当に美しいです。こういった技術が継承されていきますように。2013/09/25
tama
9
図書館本 池田重子検索で 厚くて重い写真集。一個毎に短い説明がついてるが誰の文か不明。しかし邪魔にはならない。元々根付が好きで関連本をいくつか読んでたせいもあり大変楽しんだ。素材や加工法で大分類をしていて見易い。個人的にアールデコなデザインが好き(半衿同様)だがそうでないものも心を魅かれるもの多く、お気に入りに栞を入れたら物凄い枚数でとても個別には紹介できないので、ザベストを。p248番傘。歌舞伎「助六」のモチーフとか。よくまあ、こんな「らしくない」のをこれだけすっきりと粋な意匠にしたものだ!2020/02/13
あけの
7
こんな帯留めなら欲しい2018/12/22
エビ_タイ
3
去年の冬だったか?池田重子さんの展覧会があり、そのチラシにすてきな帯留をみつけた。 二匹のウサギが跳躍する銀細工のもので、それ見たさに展覧会へ出かけた。 思ったよりおおぶりで、とても凝ったつくりに感心したが、それ以上に池田さんの帯留めコレクションに心惹かれ、この図録を買った そのウサギは出ていないが、すてきなもの揃いで宝物といえる一冊になった
オシャレ泥棒
0
図書館2011/12/18
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