バタシー城の悪者たち

エイキン，ジョーン【作】〈Ａｉｋｅｎ，Ｊｏａｎ〉/こだま ともこ【訳】

冨山房（2011/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 407p／高さ 19cm
• 商品コード 9784572004758
• NDC分類 K933
• Cコード C8097

出版社内容情報

待望の、エイキン新刊！エンターテインメントの真骨頂！！
画家をめざすサイモンがロンドンで下宿した先は、王を亡き者にとたくらむ、悪者一味のすみかだった！

絵を学ぶためにロンドンにやってきたサイモン。なんと下宿先の主人トワイト夫妻は、王様を亡き者にしようと陰謀をくわだてるハノーバー党の一味だった。悪だくみを知ったサイモンは、トワイト夫妻の娘ダイドーと、幼なじみのソフィーらとともに、知恵と勇気で立ち向かう。

【著者紹介】
　アメリカの詩人コンラッド・エイキンの娘として、イギリス、サセックスのライで生まれる。母親はカナダ人。５歳のころから物語や詩をノートに書きつけ、十代の後半から作品を雑誌などに発表しはじめる。若くして夫を亡くしたのちに、本格的な作家活動に入る。
　作品は児童文学だけではなく、大人向きのミステリー、詩、戯曲など多岐にわたり、生涯で約100点の本を出版した。1969年『ささやき山の秘密』でガーディアン賞を受賞。
　代表的な子ども向けの作品としては、『ウィロビー・チェースのオオカミ』から始まる〈ダイドーの冒険〉シリーズ、“Go Saddle the Sea”三部作、フェアリー・テールの短編集『しずくの首飾り』、幼い子ども向けの『かってなカラスおおてがら』などがある。

内容説明

絵を学ぶためにロンドンにやってきたサイモン。なんと下宿先の主人トワイト夫妻は、陰謀をくわだてるハノーバー党の一味だった。悪だくみを知ったサイモンは、トワイト夫妻の娘ダイドーと、幼なじみのソフィーらとともに、知恵と勇気で立ち向かうのだが…。

著者等紹介

エイキン，ジョーン［エイキン，ジョーン］［Ａｉｋｅｎ，Ｊｏａｎ］
１９２４‐２００４。アメリカの詩人コンラッド・エイキンの娘として、イギリス、サセックスのライで生まれる。十代の後半から作品を雑誌などに発表しはじめる。若くして夫を亡くしたのちに、本格的な作家活動に入る。作品は児童文学だけではなく、大人向きのミステリー、詩、戯曲など多岐にわたり、生涯で約１００点の本を出版した。１９６９年『ささやき山の秘密』でガーディアン賞を受賞

こだまともこ［コダマトモコ］
小玉知子。東京都生まれ。早稲田大学卒業。出版社で雑誌の編集にたずさわったのち、児童図書の翻訳と創作をはじめる。白百合女子大学講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[シュシュ]

フィールド先生はどこに消えたのか？という謎で始まる。面白かった！公爵夫婦が絶妙なバランスのカップルでくすっと笑えてよかった。「ジャスティンは、ダイドーのことを貧乏人の子どもだと見下していたし、ダイドーはダイドーで、お高くとまった気取り屋めと、ジャスティンをばかにしていた。けれども、サイモンとソフィーが、それはそれはほからかで人がいいので、二人といっしょにいると、誰でも穏やかな気持ちになってしまうのだった。」周りを和ませるような、気持ちのいい人って、確かにいる。

2020/01/28

[グーグー]

面白かった。『ナンタケットの夜鳥』を読む前にもう一度読んでおこうと思って再読したのだが、物語をすっかり忘れていて、ドキドキしながら読んだ。表紙の絵はあのときの様子を描いていたんだね。それも忘れていた。ダイドーがどうなったのか気になるから、シリーズ3巻目を読まなくちゃ。

2019/05/12

[joyjoy]

イギリス！　エイキン！　映画見てるような気分でイッキ読み。

2019/02/01

[ヴェルナーの日記]

「ウィロビー・チェースのオオカミ」の続編で主人公のサイモンが田舎からロンドンにいるフィールド先生を訪ねて出てくるのだが、指定の住所にはいなかった。そこのトワライト一家も、フィールド先生を知らないという。 しかし、サイモンが調べていくうちに重大な陰謀を巧まれつつあって、サイモンも引き込まれて行くのであった。 児童文学には珍しく、サスペンス調で描かれていて最後まで真相がわからない。そして危機一発のクライマックスと読者を引き込むエンターテイメント性に優れた秀逸な作品に仕上がっている。

2013/05/01

[Noka_Mhiro]

小中くらいの頃はまって高校の頃に未翻訳の続編を買ったくらい(読むのは挫折)好きなシリーズの第二巻 キンドルに原著版があったから買って今回は無事完走。 貧しい下町娘のダイドーとかフランスなまりの先生とか英語がヒドい(>_<)

2012/12/06