内容説明
ダイドーが、またもやふしぎな事件に遭遇。湖をとりもどしてほしいと依頼してきたのはなんと1300歳になるアーサー王の王妃さま。小学校高学年からおとなまで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっこ
3
『ナンタケットの夜鳥』と『ダイドーと父ちゃん』の間の物語。今回はアーサー王物語が下敷きになっている。王妃グィネヴィアが、1300歳のとんでもない姿になってしまっていて、これはランスロットと不倫をした罰かと大人になった私は思ってしまう。ダイドーは相変わらず逞しく正しかった。2024/05/14
ヴェルナーの日記
3
タイドー冒険シリーズの4作目。前作も「ナンタケット島の夜鳥」でハノーバー党の奇想天外な陰謀を砕き、タイドーは家族の待つイギリスへ向かう途上でイギリス国王の命を受けたスラッシュ号は、ハイ・ブラジル(南アメリカ)へ立ち寄ることになったのだが……。そこは摩訶不思議な世界だった! アーサー王伝説をベースにコナン・ドイルの「失われた世界」とインディー・ジョーンズ張りのアクションとディケンズ風の人物描写タッチに著者エイケンのサスペンス調が上手くミックスされたアステカ文明のスパイスが効いた作品に仕上がっている。2013/06/21
ocean
2
南米を舞台にアーサー王伝説が甦る奇想天外な物語。ダイドーの活躍ぶりが今回はイマイチ冴えないような感もしますが、やはりこのシリーズは面白いです。2013/02/10
いるあ
2
ダイドーの冒険シリーズの1冊。ラストがいまひとつすっきりしない感じがしました。でも、一応大団円って感じにはなるのかな?ブランさんも魔法のようなものが使えるなら、ラストは慌ただしく別れるのではなく、ゆっくり時間を取ってほしかったような気がします。続きのシリーズも早く読みたいです。2012/01/18
しき
2
面白かったけど、児童書という括りのためか、ラストがもう一つすっきりしなかった。 架空の国や魔女を登場させるのなら、もっとファンタジー的な決着にしてもよかったんじゃないかとも思う。 後、ブランとカラドックが非常に気になる。2009/02/25