感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
116
いかにもセンダックらしい感じの絵本です。物語自体はほかの作者なのですが、鉛筆で書いた細密画のような感じが大人にとっても楽しく感じられました。ただかけ事などが書かれているので、子供用には理解ができるのかなあという気がしました。2016/12/10
小夜風
25
【図書館】挿し絵はモーリス・センダック。賭け事って怖いね~(笑)。すべてを失っても止められないの?理性を保たなくては!ジャックも、魔法の本で何でも出来るようになって、いろいろ試したけど、この後どうすれば良いのかとても理性的に判断していてえらいと思いました。2014/06/25
ヒラP@ehon.gohon
19
原題は「The Big Green Book(大きな緑の本)」なのに、センダックが色を使っていないのが不思議ですね。 お話は思いがかなったところで「おしまい」。 でも、タイトルには「もしも…」ってあるから、本当のおしまいじゃないんですよね。 子どもには思い切り満足してほしい絵本ですが、大人にとってはちょっぴり考えさせられるお話。 自分が子どもの家来になるまで付き合うのは難しいけれど、子どもの願いにつきあってあげるのも大切ですよね。2020/05/19
遠い日
16
堅苦しさを感じる叔父叔母との暮らしに、風穴を開けるかのような「魔法」の本を手に入れたジャック。魔法で変身すれば、自分に見せるのとは異なる顔を見せる叔父さん叔母さんの変貌がおもしろかったか。ジャックの最後の選択は賢明だが、少し教訓的なのが残念。2015/04/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
みなしごのジャックは、ある日屋根裏の麻袋の下から大きな緑色の本を見つける。魔法のまじないがたくさん載っている本に食い入るジャック。そして魔法を試すようになり…。いろんなことができてしまうことが怖くなり1つ以外は使わなくしたジャックに耳が痛い(自分なら使うだろうな)。そしてジャックの見つけた本も、この本も緑色なのが粋だと思います。2021/09/19
-
- 和書
- 社会教育法解説 (改訂)