内容説明
ケルト圏を含む英国諸島や西欧に伝わる妖精約400種が登場。妖精や妖怪との遭遇体験など読んでおもしろい話がいっぱい。超自然的存在に魅せられた詩人や作家や研究者の評伝も豊富。伝承にあらわれる妖精との交際法や妖怪を避ける方法を紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
90
ルイス・キャロルによると、妖精を見るためには、とても暑い日、少し眠気を感じ、”フェアリッシュ”(妖精的気分)でなければならない。さらに、コオロギが鳴いてはいけない、そうです。 どの項目も魅力的で読み切ってしまいましたが、細かい字で600p以上、読んでると手がしびれてきますw 日本の妖怪と似てるのも結構います2021/02/13
樒
6
遂に買っちゃった(笑) ファンタスティックな印象を持たれそうな本ですが、序文にある通り、非常に研究的アプローチによる情報の集積です。基本は『妖精』という概念に纏わる単語がいつ何処でどの様に用いられたか、という本当に「事典」。浮ついた本ではありませんが、「妖精」との出会いと興味は紛れもなく『少女趣味的美化』されたものだった私も少女期に夢中になれた内容。それまでの夢々しい目線から、この本をもって、こういうアプローチがあるのだと知ったと言っても良いです。…楽しい(笑)2010/11/16
Smith, Ordinary. Person.
1
妖精:人間の姿をした精霊。人間界に密接した世界に住み、変幻自在の超自然的な存在。虫の羽を持ち、空を飛ぶ悪戯好きの小人。しかし、妖精に対するそれらのイメージは後世に、良く言えば洗練、悪く言えば歪曲されたものだった! ケルト圏を含む英国諸島や西欧に伝わる妖精の伝承を、戯曲等の創作からの引用も含めて網羅的に収録した、妖精の原点、妖精の原型を知ることができる、妖精伝承の百科事典。 (以下、コメントに続きます。)2022/11/13
メロン
1
妖精について事典的に利用している。
いっちょかみ
1
図書館本ですが…いつかちゃんと買いたいなぁ。調べものするためと言うより読むための事典。2012/11/02
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- 和書
- マイマイ新子