出版社内容情報
欧州の乳幼児社会的養護における調査・実践・施策の協働の実態から日本の目指す社会的養護を考える。
上鹿渡和宏[カミカドカズヒロ]
著・文・その他
目次
第1章 欧州における乳幼児社会的養護の現状と対応の方向性(欧州における乳幼児社会的養護の現状;国際機関等による乳幼児社会的養護の方向性と基本方針)
第2章 ボウルビィの調査研究が児童福祉実践と施策に与えた影響(ボウルビィの英国児童福祉における評価;ボウルビィの児童福祉領域における功績と影響)
第3章 ボウルビィ以降の社会的養護に関する実証的研究(ケア水準の高い施設での子どもへの影響についての調査研究;ルーマニア孤児研究の展開―長期的大規模疫学研究の結果とその影響;乳幼児社会的養護研究の現在;家庭養護におけるケア水準維持向上を目指す研究;乳幼児家庭養護を最善のものとし続けるために―さらなる高みを目指して)
第4章 施設養護から家庭養護への移行に関する実践展開(社会的養護における家庭養護への移行推進のための10ステップモデル;施設養護、家庭養護のケア水準向上のためのフェアスタートプログラム;里親のケア水準向上のためのフォスタリングチェンジ・プログラムと多次元治療里親委任(MTFC)の具体的内容)
第5章 考察―日本の調査研究・実践展開・施策策定への示唆(欧州における乳幼児社会的養護のこれまでとこれから;日本の社会的養護領域における調査研究・実践展開・施策策定の協働;総括と展望;本研究の限界と課題)
補遺 施設より家庭養護へ移行した子どもの30年間追跡調査(池田、1981)から今後の社会的養護について考える
著者等紹介
上鹿渡和宏[カミカドカズヒロ]
北海道出身。児童精神科医、博士(社会福祉学)(京都府立大学)。慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻卒業、信州大学医学部医学科卒業、京都府立大学大学院公共政策学研究科福祉社会学専攻博士後期課程修了。佐久総合病院、静岡県立こころの医療センター、京都市児童福祉センター、信州大学医学部衛生学公衆衛生学講座等を経て、2012年3月より長野大学社会福祉学部准教授。2015年8月から2016年3月までオックスフォード大学セントアントニーズコレッジ・アカデミックビジター、日産現代日本研究所・ビジティングフェローとして英国で社会的養護に関する調査・研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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