出版社内容情報
犯罪者の更生は可能か? 社会学と親鸞思想という二つのまなざしを駆使することで不信の現代に光明を見出す。光市母子殺害事件・秋葉原無差別殺人事件……想像を超える犯罪の出現に不信が蔓延する現代。社会学と親鸞思想という複眼的なまなざしを駆使して「信」の復権に光明を見出す。
?岡秀雄[トクオカヒデオ]
著・文・その他
目次
はじめに 想像を超える犯罪の出現
第1章 カニは甲羅に似せて
第2章 不信の現代
第3章 信の復権を
第4章 もう一つの行為基準―超越者からの眼差し
第5章 仏教の人間観
第6章 「悪人正機」の真意
結びに代えて 隗より始めよう
著者等紹介
徳岡秀雄[トクオカヒデオ]
1941年、京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。京都家庭裁判所調査官補を振り出しに、関西大学教授(社会学部)、京都大学教授(大学院教育学研究科)、放送大学客員教授、などを歴任。教育学博士(京都大学)。社会学研究に従事する傍ら、1993年、中央仏教学院(浄土真宗本願寺派・通信教育課程)入学、1996年、同校卒業。1997年、得度習礼に続いて教師教修を修了。2001年、社会学研究者としての職を辞して布教使補に登録。2003年、布教使資格を取得。放送大学客員教授の任期終了(2006年)後は、布教活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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