内容説明
社会心理学の理論も進化している!最新の理論の紹介まで射程に入れた入門書。1つ1つの理論・実験をできるだけ詳しく解説して、社会心理学を奥深く徹底的に学べる。
目次
A 個人内過程(対人認知の基本的特徴と構造;対人情報の処理過程 ほか)
B 対人行動と対人関係(対人行動の動機;対人関係の形成 ほか)
C 集団(集団の影響過程;集団と個人;集団間関係)
D 社会心理学の研究方法(社会心理学の方法論)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かめぴ
4
ようやく終わった・・。心身ともに疲れたが、充実感あり。対人関係の互恵性について、気持ちを文字にするとこんな感じなのか。分かりやすい。ただこの内容を社会心理学という括りにすると、後々混乱しそうだなとチラッと思った次第。奥が深すぎるから。爆。2013/08/18
ゆみまき
3
自分に関して、そして周囲の人間に関して考えるいいきっかけになったと思います。考えても結論は出ませんが、認知する感覚がすこし変わった気がする。ただ、現代人の思考や行動を当てはめて考えてみると、思考や内容がちょっと古いなあ、とか思ってしまう点も数カ所あったりする。時代によって変わる部分、変わらない部分があるからこそ、心理学は面白いのかもしれません。2014/10/30
19
2
読み終わるのに8カ月かかっちゃいました。読み手の力量が試される感じの文章で難解でまいりました。上級者向きなんでしょうね。結果の記述がわりとフリーダムで、比較対象の順序が前述と後述で規則性がないことがしばしばで混乱しました。人が他人を認知する過程から、関係の心理、コミュニケーション、援助、攻撃、集団と個人の研究へと進んでいきます。読後、自分がカテゴリーに分けられたさまざまな集団でそれぞれどんなアイデンティティを確立しているのかを考えたら、浅はかな自分がちっぽけ見えてきたりしましたw2012/01/29