感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
riviere(りびえーる)
12
創始者本人の著書。一般を対象にしているため内容は深いがとても平易。フォーカシングという方法そのものが優しく穏やか、おおらかでもある。フォーカシング(焦点づけ)とは、からだでは感じていてまだ言葉になっていない不明確な感覚に焦点をあてて、明確化したり表現できるようにすること。それにより内に潜んでいる創造性や能力を引き出す方法である。第3部の「お互いに援助し合うために」は今の自分の仕事を基本から振り返ることができたのでとりわけよかった。本書も一般向けだが、『やさしいフォーカシング』がさらに一般向けで実践的。2016/01/16
アカツキ
10
創始者が書いたフォーカシングの本。図書館で借りて中古で購入。あることに対するもやもやした気持ちや感覚をフォーカシングすることで捉え方が変わってくる、変わることで行動に変化が出てくる。面白い内容だけれど少し読みにくい。アン・ワイザー・コーネル「やさしいフォーカシング」を先に読んでいたおかげで消化しやすかった。2019/10/26
qualia
4
ネット上の「フォーカシング入門」を併読しながら読む。遅々としながら着実に繰り進む読書プロセスは、フォーカシングだけをしないでくださいというジェンドリンの気持ちにも寄り添ったものになった。さまざまな場面で心とからだの声を活かそう。
花梨
2
「とても分かりやすいのでオススメ」と言われて読んでみたけれど、第4部でつまづいた。それまではなんとか。哲学者が書いたからか、翻訳のせいか判断がつかない。しかし、非常にヨガっぽい印象を受ける。あるいはマインドフルネスのような。厳密に言ったら全然違うのだと思う。このフォーカシングの良いところは専門家じゃなくてもできるところだと思う。ただ実践には全く至っていない。2024/06/11
垣内美希
2
これまでこの本を読まずにフォーカシングしてきたけど自分の理解と違う点があった。何がフェルトセンスなのか厳密に扱う印象。リスニングの手引きはとても勉強になった。2013/03/08