出版社内容情報
アンリ・ワロンの魅力的な人物像と発達思想を解説し、現代発達心理学における〈ワロン的な見方〉の重要性を説く。
加藤義信[カトウ ヨシノブ]
著・文・その他
目次
第1部 アンリ・ワロンの人と思想(アンリ・ワロンの人と生涯;アンリ・ワロンの発達思想の現代性;アンリ・ワロンの発達論はなぜ難解か?)
第2部 アンリ・ワロンの発達思想:各論(アンリ・ワロンの発達思想のエッセンス;アンリ・ワロンの表象発生論;アンリ・ワロンの描画発達論―リリアン・ルルサとの共同研究を中心として)
著者等紹介
加藤義信[カトウヨシノブ]
1947年、愛知県生まれ。1974年、名古屋大学大学院文学研究科博士課程中退。1983年9月~1985年8月、フランス政府給費留学生としてパリ第8大学およびフランス国立保健医学研究機構(I.N.S.E.R.M.)に留学。1999年、博士(心理学)。愛知県立大学教授を経て、名古屋芸術大学教授。専門は発達心理学。特に、「幼児期の表象機能の発達」や「空間認知の発達」「フランス語圏心理学の発達論」に関心がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ポカホンタス
5
メルロ=ポンティの幼年期の現象学をテーマとした本(澤田哲生)に、ワロンが出てきていて気になっていた。名前だけは知っていたが、どのような仕事をした人なのかよく知らないままだった。本書はワロンについて丁寧に紹介してくれていて、勉強になった。特に、姿勢論、表象論、絵画論が刺激的だった。ワロンは今でも十分新しいと思った。2021/01/27
今のところずっと一番最後
0
結局のところワロンの発達理論の特徴とはなんなのか?やばい私、アホすぎてわからない!こんなにも丁寧な文章なのに…2017/12/31