内容説明
視覚・認知機能に障害のある人たちには、この世界がどのように見えているのか?代表的な視覚・認知障害者の症例の報告から、「見る」という心=脳のしくみ・はたらきを解明していくプロセスを追う。認知心理学と21世紀の科学といわれる脳・神経科学をつなぐ最先端の科学読み物。
目次
見えていないのに見えている―盲視(ブラインドサイト)
色のない世界―色覚障害
飛び跳ねる世界―前庭系障害
物の位置がわからない―視覚性定位障害
二次元の視覚空間―立体視の障害
動いている物だけが見えない―運動知覚の障害
意味を失った世界―視覚失認
顔のない世界―相貌失認
消えない視覚像―反復視
二分の一の世界―半側空間無視
はじめて見る世界―開眼手術
症例研究と認知機能
著者等紹介
本田仁視[ホンダヒトシ]
1948年福島県生まれ。1978年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。新潟大学人文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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