内容説明
本書は14章から成り立つ。1章では、乳児の「気になる」印象をテーマとした編者の研究の一端を紹介。2章は、幼児期の子どもの「気になる」行動を発達障害との関連から見たものである。3章から13章までは、幼児期の子どもの「気になる」行動をテーマに、それがどのような障害と関連するか、子どもの生活のどのような場面で見られるのか、保育場面や家庭においてどのような援助が必要なのか、そして、その後の成長・発達の見通しはどうか、という4つの観点から述べている。最後の14章では、発達上の問題を抱える子どもの家族に対するサポートをとりあげた。
目次
気になる子どもの理解
気になる子どもの行動や生活の様子
自閉的傾向のある子ども―自閉症・自閉性障害、自閉的傾向
人とのかかわりが気になる子ども―高機能広汎性発達障害
落ち着きのない子ども―注意欠陥多動性障害
発達全般に遅れのある子ども―知的障害
学習につまずきのある子ども―学習障害
言葉に遅れのある子ども―言語発達遅滞
話し言葉が気になる子ども―言語障害
見えの状態が気になる子ども―視覚障害
聞こえの状態が気になる子ども―聴覚障害
体の動かし方が気になる子ども―脳性まひ
ときどきぼんやりする子ども―てんかん
家族をサポートするために
著者等紹介
村井憲男[ムライノリオ]
仙台大学体育学部教授、東北大学名誉教授
村上由則[ムラカミヨシノリ]
宮城教育大学教育学部助教授
足立智昭[アダチトモアキ]
宮城学院女子大学学芸学部教授
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