出版社内容情報
最低限わかっておくべき知識から、データに向き合うときの「罪の意識」の重要性、各種検定を行う意味、ベイズアプローチの紹介、研究における有用性とのジレンマまで――現実問題に取り組む「実践」という観点から統計学をとらえ直し、早くからマニュアル化への警鐘を鳴らしてきた名著の新装版。
内容説明
東大発!グレーな調査・研究に陥らないための実践的テキストを復刊。当事者として問題解決に取り組むという観点からとらえ直すことで、データとの誠実で適切な向き合い方が見えてくる。あなたの調査・研究は大丈夫?そのデータ、統計ソフトで「意味」もわからず解析していませんか?「有意差」さえ出ればサンプルサイズはどうであれ、万々歳?!統計学はお作法ではない!
目次
序 実践としての統計学
1章 必要とされるときの統計学―理論の「わかりやすさ」
2章 データを読む―相関分析、主成分分析、因子分析の意味をさぐる
3章 因果関係を推定する―無作為配分と統計的検定
4章 仮説の統計的評価とベイズ統計学
5章 統計の実践的意味を考える―計量分析のエスノメソッド
著者等紹介
佐伯胖[サエキユタカ]
1939年岐阜県に生まれる。現在、東京大学名誉教授・青山学院大学名誉教授・信濃教育会教育研究所所長。専攻:認知心理学
松原望[マツバラノゾム]
1942年東京都に生まれる。現在、東京大学名誉教授。専攻:統計学(ベイズ統計学、意思決定理論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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