目次
序論(研究の主題と構成;有機体論的陶冶理念と機械論的陶冶理念)
第1部 一八世紀啓蒙思想における感覚の陶冶理論の足跡(一七世紀の遺産―経験論、合理論、美的人文主義;生命の擁護―フランスの感覚論と生気論に用意された有機体論的陶冶思想)
第2部 ヨーハン・ゴットフリート・ヘルダー―陶冶過程の有機体論的原理(感覚の陶冶―美学と感性論理学;感受と認識―言語の中での自己の構成;自然と歴史の間で―文化形成としての陶治)
第3部 感性論理学的陶冶理論の展望(交差1 陶冶の身体制約性;分岐 消失点なき陶冶―教育学における個人化定理について;公差2 身体感覚の社会的構成―ブルデューのハビトゥス構想)
著者等紹介
ミュラー,ハンス‐リューディガー[ミュラー,ハンスリューディガー] [M¨uller,Hans‐R¨udiger]
元オスナブリュック大学教授。ゲッティンゲン大学のクラウス・モレンハウアーのもとで1990年に博士号、1996年に本書のもとになった論文で教授資格を取得。専門分野は、教育と陶冶の理論と歴史、美的陶冶理論、教育人間学、質的教育研究。現在は、2024年完成予定のモレンハウアー全集の編集作業に取り組んでいる
眞壁宏幹[マカベヒロモト]
慶應義塾大学文学部教授。1989年慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻後期博士課程単位取得退学。専門分野:ドイツ教育思想史、陶冶理論(人間形成論)
伊藤敦広[イトウアツヒロ]
昭和女子大学人間社会学部専任講師。2016年慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻後期博士課程単位取得退学。博士(教育学)。専門分野:ドイツ教育思想史、陶冶理論
鈴木優[スズキユウ]
日本大学芸術学部助教。2019年慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻後期博士課程単位取得退学。博士(教育学)。専門分野:ドイツ教育思想史、フリードリヒ・シラーの美的教育思想
森祐亮[モリユウスケ]
株式会社OpenDNA教育哲学研究員/慶應義塾大学他非常勤講師。2019年慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻後期博士課程単位取得退学。専門分野:教育哲学、教育思想史(ドイツ現代思想)
吉弘惇也[ヨシヒロジュンヤ]
東京都立武蔵高等学校・附属中学校教諭。2017年慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻修士課程修了。専門分野:国語教育、陶冶理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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