学校文化の社会学

木原 孝博/武藤 孝典/熊谷 一乗/藤田 英典【編著】

福村出版（1993/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 254p／高さ 21cm
• 商品コード 9784571101021
• NDC分類 371.3
• Cコード C3037

目次

１部　学校文化の諸相（学校文化への接近；組織としての学校；カリキュラムの社会学；教授学習活動の社会学；生徒指導の社会学―初期社会化論の展開；生徒文化の社会学；教育システムの構造と機能―ルーマンのシステム論を手がかりに）
２部　教師・教職・教室の社会学（教室の生活とヴァルネラビリティ；学校の存立と潜在的教授学；教師の職業パーソナリティ―強権的善意の社会的基盤；教員の職業的社会化；教師＝専門職論の総括への視座；現代教師のカルテ）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆう。]

1993年初版。学校という場がどのような文化的・政治的な意味合いをもっているのか、生徒や教師、学校組織など様々な角度から分析されています。学校という場は人びとの文化を継承する場であると同時に未来への文化を発信する場でもあると思います。しかし学校文化はすべてが善ではなく、子どもたちをある「型」にはめる面もあります。この学校の持つ二面性を正しく捉え、学校文化を考える必要があるのだと思いました。

2018/10/23