PHP文芸文庫<br> 最後の幕臣―歴史小説傑作選

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最後の幕臣―歴史小説傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569905839
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

滅びゆく幕府を支え、意地と覚悟を貫き通した幕臣たちの生き様とは――。
2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』のお供にも!

名門旗本の当主にして才気煥発、幕府に欠かせぬ人材として奔走した小栗忠順の生涯と、報われぬその最期を活写する「明治元年の逆賊」(池波正太郎)、日露和親条約交渉時のロシア全権プチャーチンが、好敵手と認めた外交官・川路聖謨との交流と密やかな“約束”を回顧する「異国のゴガタキよ」(谷津矢車)他、人気作家陣による傑作短編集。

【収録作品】
池波正太郎「明治元年の逆賊」(小栗上野介忠順)
谷津矢車「異国のゴガタキよ」(川路聖謨/書き下ろし)
津本 陽『武士の魂』(高橋泥舟)
木下昌輝『夢浮橋』(新撰組・斎藤一/書き下ろし)
上田秀人『不実』(勝海舟)

珠玉の短編が示す「最後の武士」の意地と覚悟に、きっと目頭が熱くなる!


【目次】

内容説明

滅びに向かう幕府の中で、時代の趨勢に抗い意地と覚悟を貫いた幕臣たちの生き様とは。名門旗本の当主にして才気煥発、幕府に欠かせぬ人材として奔走した小栗忠順の生涯を描く「明治元年の逆賊」(池波正太郎)、日露和親条約交渉時のロシア全権プチャーチンが、好敵手と認めた外交官・川路聖謨との交流と密やかな”約束”を回顧する「異国のゴガタキよ」(谷津矢車)他、人気作家陣による傑作短編集。

著者等紹介

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1923年東京浅草生まれ。新聞社の懸賞戯曲に2年続けて入賞し、それを機に劇作家に。長谷川伸に師事し、新国劇の脚本や時代小説を書く。60年、『錯乱』で直木賞、77年、『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズを中心とする作家活動に対して吉川英治文学賞、88年、菊池寛賞を受賞。90年、逝去

上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催小説CLUB新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞。22年、「百万石の留守居役」シリーズ(講談社文庫)で吉川英治文庫賞を受賞。25年、逝去

木下昌輝[キノシタマサキ]
1974年奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒業。2012年に「宇喜多の捨て嫁」でオール讀物新人賞、15年、『宇喜多の捨て嫁』で歴史時代作家クラブ賞新人賞、舟橋聖一文学賞、20年、『まむし三代記』で日本歴史時代作家協会賞作品賞、中山義秀文学賞、22年、『孤剣の涯て』で本屋が選ぶ時代小説大賞、25年、『愚道一休』で新田次郎文学賞および渡辺淳一文学賞を受賞

津本陽[ツモトヨウ]
1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞を受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーに。95年に『夢のまた夢』で吉川英治文学賞を、2005年に菊池寛賞をそれぞれ受賞。剣豪小説をはじめとする武道小説の書き手として知られる。18年、逝去

谷津矢車[ヤツヤグルマ]
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部卒業。2012年、「蒲生の記」で歴史群像大賞優秀賞受賞し、13年に『洛中洛外図狂伝 狩野永徳』でデビュー。18年に『おもちゃ絵芳藤』で歴史時代作家クラブ賞作品賞を、25年に『二月二十六日のサクリファイス』で中山義秀文学賞を受賞

細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家。1963年、埼玉県生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論、執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いつでも母さん

124
『滅びゆく幕府を支え続けた男たち』細谷さんが編むアンソロジー5篇。好みは斎藤一を描いた木下さん書下ろしの『夢浮橋』と「主義主張が違う、それだけで人を殺す。それが時代の変わり目と言うやつだ」勝海舟に言わせている上田さんの『不実』だった。2026/08/03

あまいちろう

5
本書は幕末に活躍した幕臣を取りあげた5作の短編集。「明治元年の逆賊」は小栗上野介忠順を描いた池波正太郎氏の作品。幕末、遣米使節として渡米。帰国後幕府の要職を歴任した有能な人物として知られているが、その最期は理不尽なものであった。榎本武揚のように旧幕臣であっても明治の世で活躍して欲しかったが。来年の大河の主役であり、ドラマでどのように描かれるか楽しみだ。2026/07/26

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