出版社内容情報
高良が澪の前から姿を消して二年――。
命の期限が迫っている澪は、自らにかけられた呪いを解き、高良とともに生きる道を探すため、多気女王が亡くなった地に狙いを定め、熊野に向かう。
死者の魂がこもる地で久しぶりに逢った高良は、「冬至になったら、帰る」と言い残し、再びどこかへと去っていった。
京都に帰った澪だが、高良の言っていた言葉が忘れられず、冬至の日に、熊野を再訪する。
彼らは巡り逢うことができるのか。そして前世からの宿縁で結ばれている二人を待ち受けている運命とは。
人気の呪術幻
【目次】
内容説明
高良が澪の前から姿を消して二年。命の期限が迫っている澪は、自らにかけられた呪いを解き、高良とともに生きる道を探すため、多気女王が亡くなった地に狙いを定め、熊野に向かう。久しぶりに高良に逢ったものの連れ戻すことはできず、いったん京都に帰った澪だが、高良が帰ると言っていた冬至の日に再び熊野を訪れる。二人を最後に待ち受ける運命とは。人気の呪術幻想譚シリーズ完結編。文庫書き下ろし。
著者等紹介
白川紺子[シラカワコウコ]
1982年、三重県生まれ。同志社大学文学部卒業。雑誌「Cobalt」短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
49
完結編。思いがけなくあっさりと呪いの問題が片付いた。スピンアウトなども読みたい気分で読了。2026/01/11
ひさか
37
2025年12月PHP文芸文庫刊。書き下ろし。シリーズ6作目にして完結編。癖地、多気女王、恋は呪いに咲き誇る、春夏秋冬、の章で構成。大団円。澪たちのようなやり方で、もっと昔にも呪いを解くことができなかったのか?と思ったが、今の世と澪たちが揃ってはじめてできたことだったんだなぁと考えなおした。春夏秋冬の章で語られる後日譚が楽しい。2026/02/28
よっち
33
「冬至になったら、帰る」と言い残して再びどこかへと去っていった高良。そこから2年が経過して、高良とともに生きる道を探すため、多気女王が亡くなった地・熊野に向かう第6弾。邪霊に満ちた町家の問題を八尋たちと解決する中で高良の姿を夢に見て、澪が冬至の日に熊野を再訪する展開で、周囲の人々の力も借りながら、再会した高良と運命を乗り越える姿にはなかなか来るものがありましたね…。呪いが解けた高良のその後の様子や、少しずつ変わりつつある周囲との関係、2人の確かな絆が垣間見える結末を迎えられて本当に良かったなと思えました。2025/12/09
はなりん
30
シリーズ6巻で最終巻。千年も続いてきた呪いが意外とあっさりと祓えた印象。もっと色々危機が襲ってくるのかと思っていたので、少々肩透かしな感じ。それでも、ご先祖様や皆の助けと澪の想いが成した結果でよかった。千年蠱として生きてきた高良が、くれない荘の暖かい空気の中で、人間らしさを取り戻していく様子が良き。澪との関係がもう少し甘さがあってもよかったかな。少し物足りない。最後のサブキャラ達の短編がじんわりと心に残り、暖かい読後感で良かった。2026/02/15
らび
23
高良が姿を消してから2年。19歳になった澪、このままでは1年足らずでその命を終える。果たして澪に替えられた呪いは解けるのか、高良の身は?熊野での決着はいささかあっけない物でしたが多気女王の生まれ変わりであった澪でしか救えなかったでしょう。生まれ変わった高良と呪術から解放された澪、この先何が待っているのか何もないのか分かりませんがこれにて完結。2026/01/27




