出版社内容情報
京都の路地にある怪しげなクリニック「中京こころのびょういん」。今日も飄々としてノリが軽いニケ先生とクールな看護師・千歳さんが、姉に処方された猫を返しに来た主婦、将来に焦るケアハウス職員……など患者それぞれの問題に適した“猫”を処方していく。クリニックの隣室で会社を営む椎名も、遂にニケ先生たちと対面し――? 可愛らしい猫たちとちょっと切ないストーリーが話題の大人気シリーズ第五弾!
【目次】
内容説明
京都の路地にある怪しげなクリニック「中京こころのびょういん」。今日も飄々としてノリが軽いニケ先生とクールな看護師・千歳さんが、姉に処方された猫を返しに来た主婦、将来に焦るケアハウス職員…患者それぞれの問題に適した“猫”を処方していく。クリニックの隣室で会社を営む椎名も、遂にニケ先生たちと対面し―?可愛らしい猫たちと温かなストーリーが話題の大人気シリーズ第五弾!
著者等紹介
石田祥[イシダショウ]
1975年、京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社し、のちに通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞へ応募した『トマトの先生』が大賞を受賞し、デビュー。『猫を処方いたします。』が第11回京都本大賞、第13回うつのみや大賞文庫部門大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅さん。
11
猫を処方されて癒される流れはあるものの、ニケ先生や千歳さんの過去が絡む話が増えてきている。 中京こころの病院の隣室の会社の椎名も、ついに。 千歳さんも、あのままなのかな。 なんだか、この物語のおしまいも見えてきているようで、寂しい。 それでも、行きつく先を見届けたいと思う。 願わくば、みんなが幸せになりますように。2025/10/18
ジジ
4
メンタルクリニックに行ったら、猫を処方されたでござるの第5巻。 一体どこまで続いてくれるのか? 巻を重ねるごとに今巻で終わりなのかな?と不安になりつつ、でも読み始めると猫に巻き込まれる人たちを眺めながら楽しむシリーズも遂に5巻かぁと思いながら読みました。 いきなり5巻から読む方はなかなかいないと思うので、ここまでをある程度知っている方向けに書きますが、確実に終わりに近づいている内容だったなと思います。2025/10/20
773
4
小説内の年齢設定は違うんだけど、シリーズ1作目からニケ先生は佐々木蔵之介、千歳さんは柴咲コウ、椎名は北村一輝に変換して読んでる。 ニケ先生の言うことは遠回しで意味深でよく分からなったりするんだけど何だか深いんだよなぁ。とうとう千歳さん、消えちゃったの?終わりが近づいていて切ない。 2025/10/15
TOMTOM
3
実は前巻でシリーズ終了したと思っていたので、5巻が出てびっくりw。今回はとうとう隣の健康商品販売会社の男性が病院と出合う。案外、彼の商売がまともで抱える悩みも人並みで、ただただ隣室を恐れている様がとても等身大に感じる。今回は猫を処方されない人もちらほら。もうこの医院は必要されないという(良い意味で)のをじわじわ感じました。終話はこれで本当に最後なんだなとしみじみ。程よい余韻でした。2025/10/22
dokusho_st
1
この本を読むと猫との生活を大切にしようって思えます。 同じ今を猫と生きていて、それが貴重なことなんだと思わせてくれるので、ずっと読んでいたいと思わせてくれます。 このシリーズどこまで続くか分からないけどこれからも楽しみです。2025/10/22
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