PHP文芸文庫<br> おやつ―“菓子”時代小説傑作選

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おやつ―“菓子”時代小説傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569904429
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

シリーズ累計50万部突破!

月見団子や鶉餅から、滋養のある菓子まで
心和ませる甘いものをおひとつどうぞ。
味わい深い名作アンソロジー

「夢の酒」(中島久枝)
おみちの父は腕のいい菓子職人だが、めったに菓子を作らない。家計のため、母とおみちで作ったさつまいもの菓子が人気を呼ぶも、父はなぜか怒り出す。落ち込むおみちは両親が抱える秘密を知り……。書き下ろし。

「如月の恋桜」(知野みさき)
光太郎・考次郎の兄弟が営む「二幸堂」と、大店「草笛屋」による“菓子比べ”が開かれることに。確執のある二店の勝負の行方は……。

「養生なつめ」(篠 綾子)
菓子職人を目指すなつめは、菓子舗「照月堂」で子守の女中として働いている。ある日、おかみさんが体調を崩してしまい、なつめは、おいしくて体にもいい菓子があれば、と考え……。

「お供えもの」(嶋津 輝)
菓子屋の長男・善吉は、出来の良い手代が後を継ぐことを知って、後先考えずに店を飛び出してしまう。ひょんなことから、瀬戸物屋「天野屋」の店番をすることになった善吉は、天野屋の父娘の悲しみを知り、己ができることをしようとする。書き下ろし。

「大鶉」(西條奈加)
武士から菓子屋へと転身した治兵衛は、実家の法事に出席したことで、幼き日の弟との思い出を回想する。今では高僧となった弟は、あるとき庭の高い木に登って降りてこなくなった。心配した治兵衛がとった策とは……。

内容説明

おみちの父は腕のいい菓子職人だが、めったに菓子を作らない。家計のため、母とおみちで作ったさつまいもの菓子が人気を呼ぶも、父はなぜか怒り出す。落ち込むおみちは両親が抱える秘密を知り…「夢の酒」(中島久枝)、菓子屋の長男・善吉は、出来の良い手代が後を継ぐことを知って、店を飛び出すが…「お供えもの」(嶋津輝)など書き下ろし二作含む、全五編を収録。時代を超えて愛される「菓子」がテーマの短編集。

著者等紹介

中島久枝[ナカシマヒサエ]
1954年、東京都生まれ。学習院大学文学部卒業。2013年、『日乃出が走る 浜風屋菓子話』でポプラ社小説新人賞特別賞、19年、「日本橋牡丹堂 菓子ばなし」「一膳めし屋丸久」で日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞

知野みさき[チノミサキ]
1972年、千葉県生まれ。ミネソタ大学卒業。2012年、『鈴の神さま』でデビュー。同年、『加羅の風』(刊行時に『妖国の剣士』に改題)で第4回角川春樹小説賞を受賞

篠綾子[シノアヤコ]
埼玉県生まれ。2000年、『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』で健友館文学賞を受賞し、デビュー。17年、「更紗屋おりん雛形帖」シリーズで歴史時代作家クラブ賞のシリーズ賞、19年、『青山に在り』で日本歴史時代作家協会賞の作品賞を受賞

嶋津輝[シマヅテル]
1969年、東京都生まれ。2016年、「姉といもうと」でオール讀物新人賞を受賞。23年、『襷がけの二人』で直木賞候補となる

西條奈加[サイジョウナカ]
北海道生まれ。2005年、『金春屋ゴメス』で日本ファンタジーノベル大賞、12年、『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、15年、『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞、21年、『心淋し川』で直木賞を受賞

細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家。1963年生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひさか

28
書き下ろし中島久枝:夢の酒、2017年11月刊だいわ文庫書き下ろし深川二幸堂菓子こよみ知野みさき:如月の恋桜、2018年1月刊ハルキ文庫書き下ろし菊のきせ綿江戸菓子舗照月堂篠綾子:養生なつめ、書き下ろし嶋津輝:お供えもの、小説現代2011年6月号西條奈加:大鹑(火)、の5つの和菓子テーマの短編を2024年12月PHP文芸文庫刊。中島さんと嶋津さんの書き下ろしが豪華。内容も新鮮で良い。篠さんの話が面白く、江戸菓子舗照月堂シリーズを読むことにした。2025/02/01

のんちゃん

24
愛読のPHP文芸文庫の時代小説傑作選シリーズに和菓子を扱う『おやつ』が刊行された。和菓子好きとしては絶対読まねば‼️と購入。底本で読了の2作品も入っていたが全て満腹、いや満足の読了となった。江戸の人々がどれほど甘いものに関心があり、こぞってそれらを求めるのは、そこに季節の移ろいを感じ、もちろん味覚的に満たされるものがあったからだと思うが、お菓子を頂く事自体が人々の楽しい時間を形成していたのだと感じる。日々のイベントだったのではと。だってお菓子を頂くシーンは皆嬉しそうだもの。甘味は今も昔も幸せの味なのだ。2025/01/30

ベローチェのひととき

16
妻から廻って来た本。おやつをテーマとした時代小説傑作選。5名の女流作家による5編のアンソロジー。内1編は既読。どの物語に出てくるお菓子もとても美味しそう。皮までぴかぴかに光っているあずきがたまらない。読み終わった直後、妻が大福と最中を買ってきてくれた。大福を食べたら、あんこが口一杯に拡がってとても幸せな気分になりました。生きていて良かったと思う瞬間です。2025/02/05

陽ちゃん

8
おやつをテーマにした時代小説アンソロジー。書き下ろしの2編以外は既読の作品でしたが、気にせず楽しめました。というか、和菓子が食べたくて仕方がなくなりました。2025/01/04

MameKuma

6
おやつにまつわるアンソロジー。 アンソロジーを読む目的は新しい作家さんを発見する事です。今回は結局、西條奈加さんや知野みさきさんが面白く、他の方にはあまり興味がわかず、新しく読んでみたい作家さんの発掘には至りませんでした。 それにしても、おやつや菓子職人を題材にした時代小説って沢山あるんですね。 沢山ある同じ題材の時代小説から、これは!と思う作品を発見するのが楽しみなのですが、今回は好みの作家さんを見つけられず残念。 でも、お名前だけでも知る事ができたので、何か他の作品で出会えると良いなと思います。2025/01/19

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