出版社内容情報
射殺された清少納言の実兄、殺人犯を皇族に偽装、公共事業費を国司が横領……『源氏物語』『枕草子』では描かれない、平安貴族たちの悪人ぶりを暴く!
2024年の大河ドラマの舞台となる平安時代は戦もなく、平和な時代のような印象を受けるが、実際には暴行や暗殺、横領や賄賂がはびこっており、特に受領国司として地方に派遣された中級貴族たちは、蓄財のためには殺人も犯すほどだった。本書では、こうした貴族たちの犯罪を暴き、平安時代の闇の一面を紹介する。
●凶行に及ぶ清少納言の実兄
●殺人を指示する和泉式部の夫
●事件の黒幕 その一 藤原兼隆
●『源氏物語』の大夫監のモデル
●道長による力任せの隠蔽工作
●殺人を隠蔽する常陸介
●悪徳受領を庇う一条天皇
●告発者の親兄弟を皆殺し
●不正行為の隠蔽のために部下を殺す日向守
●謀反人と癒着して私腹を肥やす
『王朝貴族の悪だくみ』を改題し、文庫化。
内容説明
『源氏物語』『枕草子』では描かれない平安貴族たちの悪人ぶりを暴き出す!射殺された清少納言の実兄、殺人犯を皇族に偽装、公共事業費を国司が横領…紫式部の周りは危険がいっぱい!
目次
序 清少納言の実兄、白昼の平安京にて射殺される
第1章 殺人犯を皇族に仕立て上げる
第2章 公共事業費を横領し尽くす
第3章 告発者の親兄弟を皆殺し
第4章 殺人事件の捏造と誣告隠蔽事件
第5章 謀叛人と癒着して私腹を肥やす
結 清少納言、源頼光の四天王に殺されそうになる
著者等紹介
繁田信一[シゲタシンイチ]
1968年、東京都生まれ。東北大学・神奈川大学の大学院を経て、現在、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学国際日本学部非常勤講師、博士(歴史民族資料学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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