PHP文芸文庫<br> 桜色の風―茶屋「蒲公英」の料理帖

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PHP文芸文庫
桜色の風―茶屋「蒲公英」の料理帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569903057
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

隠居したおばあちゃん、好きなことを仕事にします!

四十年勤めた武家奉公を終えたさゆは、甥夫婦が営む薬種問屋に身を寄せて隠居するも、これまでの充実した日々から一転、張り合いのない生活に嫌気がさしていた。幼馴染の小夏との再会をきっかけに、「自分のやりたいこと」は何かを考えた末、家族の反対を押し切って茶屋「蒲公英」を開店。五十五歳にして初めての商売、町家暮らしに戸惑いながらも、料理上手で聞き上手なさゆのもとには、悩みを持つ人が訪れるようになり――。
長年の武家奉公で鍛えた料理の腕と生きる知恵で、江戸の人びとの心を癒やす人情時代小説。

文庫オリジナル。

第一話 桜ほろほろ
第二話 蕗に筍、宵の風
第三話 花かつお、香る
第四話 ツツジの花が咲く前に
第五話 茜色の夕暮れ

内容説明

四十年勤めた武家奉公を終えたさゆは、甥夫婦が営む薬種問屋に身を寄せて隠居するも、これまでの充実した日々から一転、張り合いのない生活に嫌気がさしていた。幼馴染の小夏と再会し、「自分のやりたいこと」は何かを考えた末、家族の反対を押し切って茶屋を開店。五十五歳にして初めての商売、町家暮らしに戸惑いながらも、料理上手で聞き上手なさゆのもとには、悩みを持つ人が訪れるようになり―。

著者等紹介

五十嵐佳子[イガラシケイコ]
1956年、山形県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。女性誌を中心にライターとして広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

91
アンソロジーで既読作品が一つだけ、後は書き下ろしという嬉しさ。40年武家屋敷に奉公したさゆは仕えていた奥様の急死に伴い屋敷を退くことに。そして、開いたお団子とお茶屋さん。誰でも気軽に立ち寄ってひと串のみたらし団子と客に合うお茶を一杯。長年培ったさゆの料理の腕を見込んで、かつての奉公先から手伝いの要請が入ったり、店に来る客の悩みに耳を傾けたり、55歳のさゆにとって第二の人生が始まったばかり。初恋の人に再会するシーンとか、手伝いに雇った女の子の心情が描かれるシーンはホロリとくる。また読みたいと思わせる一作。2023/06/08

のんちゃん

47
さゆは40年間奉公した武家を、主、美恵の死去により辞し実家の大店に帰るが、全くする事がなく味気ない生活を送る。それに嫌気がさし得意な料理をいかし、55歳にして初めての商売、茶屋「蒲公英」を始める。店には何かと悩める人が集い、さゆはその人々に寄り添っていく。美味しそうな料理の描写の数々にこちらもお腹が減る😆時代物だが家族、友人関係、心の持ち方等、現代でも参考になるおさゆさんの思考が沢山、詰まっていて参考になる。おさゆさんの前向きな考えにこちらも背中を押された気がする。桜色の風が読後、涼やかに吹いた。2024/04/19

kagetrasama-aoi(葵・橘)

46
「時代小説傑作選・はらぺこ〈美味〉」で出会い、好きになった作家さん、五十嵐佳子さんの作品。第一話の “桜ほろほろ” 何から何まで好みです。主人公の “さゆ” が五十五歳であることに驚きましたが、今の私に重ねる部分が色々とあって、共感すること頻りです。つまりは初老と言うことなんですが。さゆが四十年の武家奉の後、言うなれば退職後にどう生きて行くか、がテーマなんだと思いながら読みました。これからのさゆをもっともっと読みたいです。さゆの作る料理が本当に美味しそうで。シリーズ化して欲しい作品です。2023/11/17

kagetrasama-aoi(葵・橘)

42
『茶屋「蒲公英(たんぽぽ)」の料理帖』第一巻。「桜色の風」続編が出たと聞き再読。55歳の “さゆ” が主人公。このお話、PHP文芸文庫の「時代小説傑作選」の『はらぺこ・美味』で読んで大好きになったもの。書下ろしの作品でその後新に四話を書下ろし文庫化された作品。五十嵐佳子氏のファンになった切っ掛けの作品で、私自身とても思い入れがあります。さゆを取り巻く人達の温かさやこの頃の料理、恋とも言えない仄かな想い(55歳ですから!)、素敵な空気に纏われたお話。人情時代小説が好きな方には是非手にとって戴きたい作品です。2024/03/19

kagetrasama-aoi(葵・橘)

39
「桜色の風」茶屋「蒲公英」(たんぽぽ)の料理帖。新年の読書第一冊にこの作品を選びました。主人公の “さゆ” は五十五歳の老女です。四十年の武家奉公を終え、第二の人生に “茶屋” を開いた頑張り屋のオバアサン。当時は(江戸中期くらいかしら?)五十五歳はもう老後なんですよね。同じく老後の身として共感したり、ドキドキしたりしながら読了しました。さゆの作るお料理が季節感たっぷりで美味しそうなこと!続編読みます!!2025/01/01

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