PHP文芸文庫<br> 帝国ホテル建築物語

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帝国ホテル建築物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569902685
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

1923年に完成した帝国ホテル二代目本館、通称「ライト館」。“世界一美しいホテル”“東洋の宝石”として絶賛された名建築だが、完成までの道のりは、想像を絶するものだった――。二十世紀を代表する米国人建築家、フランク・ロイド・ライトによる飽くなきこだわり、現場との対立、難航する作業、襲い来る天災……。次々と困難が立ちはだかったが、男たちは諦めなかった。ライト館の建築に懸けた者たちの熱い闘いを描いた、著者渾身の長編小説!

内容説明

一九二三年に完成した帝国ホテル二代目本館、通称「ライト館」。“世界一美しいホテル”として絶賛された名建築だが、完成までの道のりは、想像を絶するものだった―。二十世紀を代表する米国人建築家、フランク・ロイド・ライトによる飽くなきこだわり、現場との対立、難航する作業、襲い来る天災…。次々と困難が立ちはだかったが、男たちは諦めなかった。ライト館の建築に懸けた者たちの熱い闘いを描いた、著者渾身の長編小説。

著者等紹介

植松三十里[ウエマツミドリ]
静岡市出身。東京女子大学史学科卒業。出版社勤務、7年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経て、作家に。2003年に『桑港にて』(文庫化時に『咸臨丸サンフランシスコにて』に改題)で歴史文学賞、09年に『群青 日本海軍の礎を築いた男』で新田次郎文学賞、『彫残二人』(文庫化時に『命の版木』と改題)で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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コットン

77
帝国ホテルに関わる人達の完成までと、明治村への様式保存までを含めた、建物にかける熱い情熱がある物語。ホテルの設計はフランク・ロイド・ライトでアメリカ本国以外では他国での設計は日本ぐらいで3件の設計をしている。(関西では、この本では出てこなかった旧山邑家住宅(ヨドコウ迎賓館)の設計を手がけた。) 凝り性のライトと現場の職人達とのせめぎ合いとその後の協力関係が読みどころ!。本筋とは関係ないが遠藤新とその子(楽)とが共にライトと繋がっているのが運命的だなーと感じる。2023/10/27

さばずし2487398

40
ライトと職人の間に入っていた帝国ホテル支配人、林愛作はつくづく大変だったんだなあと胃が痛んだ。ライトの設計者としての拘りが凄まじい。劇場はどんなものだったのだろう。「異国の者通しが日本の文化に触れ、語り合う場所」という台詞が心に残った。当時はそれこそずっとそこに残すつもりで建てた想いが切ない。明治村によく移築してくれた。後年の土川の「あの建物は目玉になる、東京から名古屋までひかり号で、そこから犬山までは名鉄に乗ってきっと客が来る」って、新大阪•のぞみを入れ替えたら私のことでーす!と教えてあげたい(笑2023/09/12

びわこっこ

38
世界一美しいホテルと絶賛された「帝国ホテル二代目日本館」通称ライト館は、当時の首相、佐藤栄作が沖縄と小笠原諸島の返還を求め、渡米した際に発した言がきっかけで、明治村の北端に17年間、11億円の経費をかけて復旧保存された。帝国ホテルは日本の文明開化の象徴である。アメリカの二十世紀を代表する建築家、フランク・ロイド・ライトによる建築は、日本人の意識改革も含め、苦難の連続だった。それでも諦めずに闘った男たちの熱い思い、「日本人の希望の星を造るんだ」というロマンが描かれる。歴史の重さをぐっと感じた作品だった。2023/01/19

Y.yamabuki

20
支配人の愛作と建築助手の新、建築に携わった実在の人物達がエピソードを交えながら活き々と描かれる序盤、そして度々起こる問題を解決しながらの苦労の多い建築へとテンポよく語られる。やり直しを命じるライトとの確執を経て何とか応えようとする職人達、間に挟まれる愛作と新。絶対的ピンチを強い意思とお互いの信頼関係で乗り切った人々の姿か印象的だ。現在ならぱ効率が悪いと一蹴されてしまいそうな籠柱を初め、ライトが計算し尽くし職人が苦労して造り上げた内装を見てみたい。登場人物達がその後の活躍で今に名を遺しているのも興味深い。2023/03/09

Sakura

18
大谷石が活用されていることでも有名な、帝国ホテル二代目本館である「ライト館」の完成までのお話。米国人建築家のフランク・ロイド・ライト、帝国ホテルの支配人の林愛作、ライトを崇拝する建築家の遠藤新など、皆が情熱をもって挑むが、増える一方の予算、ライトのデザインへのこだわり、職人のプライド、対立から難航する作業、震災、とこれでもかというくらいに困難が立ちはだかり、ドキドキはらはらの連続。やたらと横やりを入れてくる大倉喜八郎にも腹が立ちました(苦笑)。愛知の明治村に移築されているので見に行かなくては!2024/04/29

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