出版社内容情報
外交問題が“古代史最大の内乱”を引き起こした!? 『古事記』と『日本書紀』の違いから浮かび上がってくるものとは――
鍵を握る「壬申の乱」の謎から古代史の常識を覆す!
●なぜ中大兄皇子は母を重祚させたのか?
● なぜ大海人皇子を皇太子にしたのか?
● なぜ逃げた大海人皇子が勝利したのか?
● なぜ『日本書紀』は百済を贔屓するのか?
● なぜ『古事記』のみに登場する神がいるのか?
天武天皇は乱を制し実権を握ると、「親新羅政策」を打ち出し、朝鮮半島との間に友好関係を構築している。これは、『古事記』の「編集方針」と合致し、親百済路線を貫いた八世紀の政権とは一線を画している。『古事記』と天武天皇、どちらも「何かがねじれている」のである。しかも、歴史記述を途中で終わらせたことも、意図的だったのではないかと思えてくるのだ。(「はじめに」より)
『『古事記』と壬申の乱』を改題。
内容説明
なぜ『古事記』は新羅寄りで、『日本書紀』は百済を擁護するのか?『古事記』と『日本書紀』の違いから浮かび上がってくるものとは―外交問題が“古代最大の内乱”を引き起こした!?鍵を握る「壬申の乱」の謎から古代史の常識を覆す!
目次
第1章 壬申の乱と『古事記』(壬申の乱と天武天皇を讃える『古事記』;わかっているようで謎だらけの壬申の乱 ほか)
第2章 誤解された『古事記』(『古事記』の不可解な外交姿勢;ふたつの日本と『古事記』 ほか)
第3章 天智天皇と天武天皇(天智天皇と天武天皇はなぜいがみ合ったのか;唐の郭務〓が去るのを待っていた大海人皇子 ほか)
第4章 『古事記』と渡来人(流転した七~八世紀の政局;壬申の乱前後の渡来系豪族の動向 ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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イシカミハサミ
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