出版社内容情報
明治維新で誰がもっとも得をして、誰が一番損をしたのか?
黒糖の専売と密貿易で財政再建した薩摩藩、関門海峡を封鎖しようとした坂本龍馬、幕府も薩長もやっていたニセ金づくり……幕府と諸藩のヤバすぎる資金捻出法を暴く!
●なぜ、薩摩と長州は明治維新の主役になれたのか?
●なぜ、浪士だった坂本龍馬に幕末の政治経済を左右するほど影響力があったのか?
●なぜ、小栗上野介は取り調べもなく斬首されたのか?
●なぜ、江戸は無血開城されたのか?
お金の視点で見れば、これらの謎はすべて解ける!
明治維新というのは、支配階級であった武士たちが中心になって、国家を変革させたものである。そしてもっとも特徴的なことは、「特権階級であった武士たちが、自らその特権を捨てた」という点である。武士たちが巨大な既得権益を手放したからこそ、明治日本は急激な経済発展をし、世界の先進国に素早く名乗りをあげることができたのだ。(「おわりに」より抜粋)
内容説明
明治維新で誰がもっとも得をして誰が一番損をしたのか?幕府と諸藩のヤバすぎる資金捻出法を暴く!学校では教えてくれない驚きの幕末史。
目次
第1章 幕府も諸藩も破綻寸前
第2章 財政再建を果たしていた薩摩と長州
第3章 第三の勢力「海援隊」とは?
第4章 幕府財政を立て直した怪物
第5章 長州征伐でついに幕府が財政破綻
第6章 大政奉還と戊辰戦争の金勘定
第7章 幕末経済を動かした「ニセ金」
最終章 明治維新で誰が得をして誰が損をしたのか?
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
元国税調査官。国税局に10年間、主に法人税担当調査官として勤務。退職後、ビジネス関連を中心としたフリーライターとなる。単行本執筆、雑誌寄稿、ラジオ出演、『マルサ!!』(フジテレビ系)や『ナサケの女』(テレビ朝日系)の監修等で活躍している。税金・会計関連の著書多数。一方、学生の頃よりお金や経済の歴史を研究し、別のペンネームでこれまでに30冊を超える著作を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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