PHP文芸文庫<br> きたきた捕物帖

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きたきた捕物帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569902012
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

宮部みゆき、新シリーズ第一巻、待望の文庫化!
二人の「きたさん」が事件に翻弄されつつ成長していく物語で、著者が「生涯、書き続けたい」と願う捕物帖。
舞台は江戸深川。一人目の「きたさん」こと北一は、亡くなった岡っ引き・千吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。いつか自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て。
本書では、ちょっと気弱で岡っ引きとしてはまだ見習いの北一が、やがて相棒となるもう一人の「きたさん」こと喜多次と出逢い、亡き親分のおかみさんなど周りの人たちに助けられ、事件や不思議な出来事を解き明かしていく。
北一が住んでいるのは、『桜ほうさら』の舞台になった富勘長屋。さらに『<完本>初ものがたり』に登場した謎の稲荷寿司屋も、本書の中でその正体が明らかになるという、宮部ファンにとっては見逃せない仕掛けが満載。
宮部ワールドの要となる痛快・人情時代ミステリー。

内容説明

十六歳の北一は、亡くなった岡っ引き・千吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。やがて自前の文庫を作り、売ることができる日を夢見て。ちょっと気弱で、岡っ引きとしてはまだ見習いの北一が、相棒となる喜多次と出逢い、親分のおかみさんなど、周りの人に助けられながら、事件や不思議なできごとを解き明かしていく物語。宮部ワールドの要となる新シリーズ、待望の文庫化。

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、92年、『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、97年、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年、『理由』で直木賞、2001年、『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年に同書で司馬遼太郎賞、07年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

113
安定した面白さがある。宮部みゆきさんの時代モノ新シリーズ。岡っ引きの千吉親分が亡くなる。子分であった北一の周囲に不思議な事件が起きる。まだ頼りない北一。北一は差配人の富勘、亡き親分の妻である松葉、風呂炊きの喜多次等の助けを受けつつ事件を調べる。登場人物が実に魅力的。鋭い洞察力を持つ松葉。驚異的な身のこなしに加え、謎の過去を持つ喜多次。何より北一の人柄が良く好感が持てる。人々の人情も暖かい。親分の恩を忘れる夫婦等の悪意も丹念に描かれる。宮部みゆきさんは人物の内面、感情を描くのが巧み。とても楽しみなシリーズ。2022/04/17

ゴルフ72

88
久々の宮部ワールドにたっぷりはまりそう!途中から「きたきた」の意味が分かり、この後のシリーズでこの二人(北一・喜多次)が活躍するであろうとの含みもあり、さあ次号では十手を手にするか?ちなみに表紙の4人とは別に富勘さんもこれに加わるんでしょうね~今は読み終わった余韻に浸っている。2022/04/24

shincha

87
超~久しぶりの宮部みゆきさんの時代小説。人格者の岡っ引き、千吉親分の末端の子分の北一が主人公。何と最初に千吉親分がフグの毒にあたって死んでしまうところから物語は始まる。文庫売りを生業としていた千吉親分。千吉親分の未亡人は、粋で鯔背な盲目のおかみさん、松葉。そこに謎の喜多治が絡んで、ドキドキワクワクの連作短編集。北一と喜多治のきたきたコンビが活躍して、これからますます面白くなりそう。早く次の話が読みたい!宮部さんよろしくお願い致しま~す!2022/05/16

ふう

86
宮部みゆきさんの新シリーズ。二人のきたさんが出会って、事件解決のために手を組むところまでの物語です。宮部さんの作品にしてはコミカルなタイトルですが、コミカルな表現の中に、江戸の庶民の暮らしぶりや人情、その光と影、表と裏がみっちり描かれています。事件解決というよりは、痛み分けの着地。どんな落としどころを見つけるかという知恵に、やっぱり宮部さんだと感心させられます。二人のきたさんがこれからどんな関わり方をしていくのか、登場する周りの人々もみな魅力的で、早くまた会いたいと期待がふくらみます。2022/04/15

ハゲおやじ

84
初読みの作家。4つの短編から構成。時代背景は江戸時代。言葉の使い方含めて描写が的確な為、情景が頭に浮かんで来る。北一は、飛び切り優秀では無いが、周りの協力により事件を解決していく様は ほのぼの感ですらあり、読む手が止まらず 読後感も良い。喜多次との今後に期待が高まる。・・・って偉そうに書くのは疲れるのでやめて、本音は 古い言葉の使い回しが苦手(私は歴史が好きでは無いのだ)、読めない漢字もチラホラあって「うーん」だった。でも、最後の北一が おたまに言う場面は 半沢みたいで「おぉ!」って感じだった。2023/05/27

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