出版社内容情報
無聊(ぶりょう)を託(かこ)つ探偵・鬼束は、刑事だった時に逮捕した男が、水死したことを知る。携帯への着信から、亡くなる前にその男が、行方不明となっている娘の捜索を頼もうとしていたことを知った鬼束は、男の遺品にあった彼女の写真を手に入れ、娘の行方を追い始めるが……。
見えてきたのは、娘を取り巻く家族の歪んだ愛情、捜索過程で得た家族写真……。手がかりを?むたびに増す違和感の果てに、鬼束が目にした衝撃の真実とは?
傑作長編ミステリー。
『絵里奈の消滅』を改題。
内容説明
無聊を託つ探偵・鬼束は、刑事だった頃に逮捕した男が、水死したことを知る。男は亡くなる前、鬼束の携帯に電話をかけ、行方不明になっている娘の捜索を頼もうとしていた。鬼束は、男の遺品にあった娘の写真を手に入れ、彼女の行方を追い始めるが…。見えてきたのは、娘を取り巻く家族の歪んだ愛情。そして手がかりを掴むたびに増す違和感の果てに、鬼束が目にした衝撃の真実とは?傑作長編ミステリー。
著者等紹介
香納諒一[カノウリョウイチ]
1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務のかたわら、91年、「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞。92年、『時よ夜の海に瞑れ』(祥伝社)で長編デビュー。99年、『幻の女』(角川書店)で第52回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
A
16
元刑事の探偵のもとに一軒の着信履歴。電話をかけてきた人物は以前に自分が逮捕した男だった。しかもその男が水死体で発見された。彼が何を伝えようとしたのか調べ始める。前作あるのは知らなかった。2024/12/21
オールド・ボリシェビク
4
元刑事の探偵が、かつて逮捕したことのある男の死を受け、彼の娘を探し出すために戦うハードボイルド。とは言え、かなり展開にとっ散らかり感があるなあ。この作家、ベテランだし、作品の数も多いのに、今ひとつブレイクしないのは、このとっ散らかり感と決め手に欠けることだと思う。2022/01/17
ダリル
3
「絵里奈の消滅」の改題と知らず再読。結構忘れている。元刑事、鬼束の活躍。絵里奈の母、麗香の自由人過ぎる生き方がすごい。2022/08/30
チェス
2
何故だかあまり入り込めなかった。この作家さん以前は好みだったんだけどな。2024/07/13
ねぎまぐろ
2
★★★2023/02/10