出版社内容情報
私たちが知っている歴史の裏側で、
植物が暗躍していたら……
古代の文明が植物によって生みだされたとしたら、どうだろう。
近代社会を生みだした産業革命の原動力となったものが、ある植物であったとしたらどうだろう。
世界一の大国であるアメリカの隆盛の陰に、ある植物があったとしたらどうだろう。
アメリカの南北戦争やイギリスと清とのアヘン戦争の陰に、植物の存在があったとしたらどうだろう。
人類の歴史は、植物の歴史でもある。
本書では、そんな植物から見た世界の歴史をのぞいてみたいと思う。(「はじめに」より)
◎コムギ 一粒の種から文明が生まれた
◎コショウ ヨーロッパが羨望した黒い黄金
◎ジャガイモ 大国アメリカを作った「悪魔の植物」
◎タマネギ 巨大ピラミッド建設を支えた薬効
◎トウガラシ コロンブスの苦悩とアジアの熱狂
◎ワタ「ヒツジが生えた植物」と産業革命
◎コーヒー 近代資本主義を作り上げた植物
人類は植物を利用しているのか?
植物に利用されているのか?
内容説明
古代の文明が植物によって生みだされたとしたら、どうだろう。近代社会を生みだした産業革命の原動力となったものが、ある植物であったとしたらどうだろう。世界一の大国であるアメリカの隆盛の陰に、ある植物があったとしたらどうだろう。アメリカの南北戦争やイギリスと清とのアヘン戦争の陰に、ある植物の存在があったとしたらどうだろう。人類の歴史は、植物の歴史でもある。本書では、そんな植物から見た世界の歴史をのぞいてみたいと思う。
目次
コムギ―一粒の種から文明が生まれた
イネ―稲作文化が「日本」を作った
コショウ―ヨーロッパが羨望した黒い黄金
トウガラシ―コロンブスの苦悩とアジアの熱狂
ジャガイモ―大国アメリカを作った「悪魔の植物」
トマト―世界の食を変えた赤すぎる果実
ワタ―「ヒツジが生えた植物」と産業革命
チャ―アヘン戦争とカフェインの魔力
コーヒー―近代資本主義を作り上げた植物
サトウキビ―人類を惑わした甘美なる味
ダイズ―戦国時代の軍事食から新大陸へ
タマネギ―巨大ピラミッド建設を支えた薬効
チューリップ―世界初のバブル経済と球根
トウモロコシ―世界を席巻する驚異の農作物
サクラ―ヤマザクラと日本人の精神
著者等紹介
稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年静岡県生まれ。静岡大学農学部教授。農学博士、植物学者。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
けやき
Tomomi Yazaki
十川×三(とがわばつぞう)
ちゃま坊