PHP文庫<br> 世界史を変えた植物

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PHP文庫
世界史を変えた植物

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569901558
  • NDC分類 615
  • Cコード C0145

出版社内容情報

私たちが知っている歴史の裏側で、
植物が暗躍していたら……
古代の文明が植物によって生みだされたとしたら、どうだろう。
近代社会を生みだした産業革命の原動力となったものが、ある植物であったとしたらどうだろう。
世界一の大国であるアメリカの隆盛の陰に、ある植物があったとしたらどうだろう。
アメリカの南北戦争やイギリスと清とのアヘン戦争の陰に、植物の存在があったとしたらどうだろう。
人類の歴史は、植物の歴史でもある。
本書では、そんな植物から見た世界の歴史をのぞいてみたいと思う。(「はじめに」より)
◎コムギ 一粒の種から文明が生まれた
◎コショウ ヨーロッパが羨望した黒い黄金
◎ジャガイモ 大国アメリカを作った「悪魔の植物」
◎タマネギ 巨大ピラミッド建設を支えた薬効
◎トウガラシ コロンブスの苦悩とアジアの熱狂
◎ワタ「ヒツジが生えた植物」と産業革命
◎コーヒー 近代資本主義を作り上げた植物
人類は植物を利用しているのか?
植物に利用されているのか?

内容説明

古代の文明が植物によって生みだされたとしたら、どうだろう。近代社会を生みだした産業革命の原動力となったものが、ある植物であったとしたらどうだろう。世界一の大国であるアメリカの隆盛の陰に、ある植物があったとしたらどうだろう。アメリカの南北戦争やイギリスと清とのアヘン戦争の陰に、ある植物の存在があったとしたらどうだろう。人類の歴史は、植物の歴史でもある。本書では、そんな植物から見た世界の歴史をのぞいてみたいと思う。

目次

コムギ―一粒の種から文明が生まれた
イネ―稲作文化が「日本」を作った
コショウ―ヨーロッパが羨望した黒い黄金
トウガラシ―コロンブスの苦悩とアジアの熱狂
ジャガイモ―大国アメリカを作った「悪魔の植物」
トマト―世界の食を変えた赤すぎる果実
ワタ―「ヒツジが生えた植物」と産業革命
チャ―アヘン戦争とカフェインの魔力
コーヒー―近代資本主義を作り上げた植物
サトウキビ―人類を惑わした甘美なる味
ダイズ―戦国時代の軍事食から新大陸へ
タマネギ―巨大ピラミッド建設を支えた薬効
チューリップ―世界初のバブル経済と球根
トウモロコシ―世界を席巻する驚異の農作物
サクラ―ヤマザクラと日本人の精神

著者等紹介

稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年静岡県生まれ。静岡大学農学部教授。農学博士、植物学者。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

81
テーマに驚愕! 世界史の動きの原因となったのは、作物としての植物だった。それほど食糧や嗜好品としての植物は、人間にとって重要な要素であったし、今もそう。畳みかけるように述べられる歴史上の事実は、まさに人間が作物を求めることが歴史であったことを、明白に照らし出している。コムギやイネ、ジャガイモやトマト、さらにはワタ・コーヒー・サトウキビなどの栽培史こそが世界史ではないのかと。ところが著者の示すテーマはさらに大きく逆転する。「おわりに」まで読むと、人間の思いがいかにおごったものであるかを反省させられる。2021/12/05

けやき

55
この本を読むと人類が如何に多くの植物にお世話になっており、その植物が人間の歴史に影響を与えてきたが分かる。とても面白かった!2021/12/28

shio

42
ジャガイモ=ポテト、洋食のイメージだけど、南米原産てことも知ってる。あれ?そういえばなんでだ?🤔ってことを、改めて辿る。とても面白かった!初めてジャガイモも見たヨーロッパの人々は、見た目の悪さと毒があることなどから「悪魔の植物」として受け入れず、なんと火炙りの刑にしたとか!焼きジャカ!😳ジャーマンポテトなんて言うくらいなのに、ジャガイモが主食とされるまでの道程は長かったとは。茶や砂糖は薬扱いの貴重品、胡椒は金と同じ価値など、教科書ではピンと来ず、ふーんと軽く流してた植物と人間の関係。もっと学びたい! 2024/05/25

Tomomi Yazaki

32
植物が人類の歴史にどう関わってきたのか。先ずはイネ科から。稲、竹、麦、とうもろこしなど、これらが無い生活は考えられず、愛して止まないほどではありませんが、湧き上がる興味が尽きません。なぜ竹やぶにカブトムシが大量にいるのか。それを理解した時の驚きは、今でも忘れていません。それからトウガラシ、ジャガイモ、トマトなど、南米にひっそりと自生していた植物たち。これが人間により、爆発的に世界中に広がっている。栄養があり、美味しく、食べることを止められない。これはある意味、植物の進化の戦略なのかも知れませんね。2021/09/22

十川×三(とがわばつぞう)

26
面白い。植物視点で世界史、日本史が学べる。付箋だらけ。▼世界の農作物量は、とうもろこし、小麦、稲、じゃがいも、大豆の順。▼ご飯+味噌汁は栄養バランスが良い。▼とうがらしが「レッドペッパー」と呼ばれる理由。▼暑い地域は虫が多い。植物は辛味成分で身を守る。▼私の好きな「歴史を変えた6つの飲み物」も参考図書になっていた。2024/03/04

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