PHP文庫<br> 世界史を変えた植物

個数:

PHP文庫
世界史を変えた植物

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 10時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569901558
  • NDC分類 615
  • Cコード C0145

出版社内容情報

私たちが知っている歴史の裏側で、
植物が暗躍していたら……
古代の文明が植物によって生みだされたとしたら、どうだろう。
近代社会を生みだした産業革命の原動力となったものが、ある植物であったとしたらどうだろう。
世界一の大国であるアメリカの隆盛の陰に、ある植物があったとしたらどうだろう。
アメリカの南北戦争やイギリスと清とのアヘン戦争の陰に、植物の存在があったとしたらどうだろう。
人類の歴史は、植物の歴史でもある。
本書では、そんな植物から見た世界の歴史をのぞいてみたいと思う。(「はじめに」より)
◎コムギ 一粒の種から文明が生まれた
◎コショウ ヨーロッパが羨望した黒い黄金
◎ジャガイモ 大国アメリカを作った「悪魔の植物」
◎タマネギ 巨大ピラミッド建設を支えた薬効
◎トウガラシ コロンブスの苦悩とアジアの熱狂
◎ワタ「ヒツジが生えた植物」と産業革命
◎コーヒー 近代資本主義を作り上げた植物
人類は植物を利用しているのか?
植物に利用されているのか?

内容説明

古代の文明が植物によって生みだされたとしたら、どうだろう。近代社会を生みだした産業革命の原動力となったものが、ある植物であったとしたらどうだろう。世界一の大国であるアメリカの隆盛の陰に、ある植物があったとしたらどうだろう。アメリカの南北戦争やイギリスと清とのアヘン戦争の陰に、ある植物の存在があったとしたらどうだろう。人類の歴史は、植物の歴史でもある。本書では、そんな植物から見た世界の歴史をのぞいてみたいと思う。

目次

コムギ―一粒の種から文明が生まれた
イネ―稲作文化が「日本」を作った
コショウ―ヨーロッパが羨望した黒い黄金
トウガラシ―コロンブスの苦悩とアジアの熱狂
ジャガイモ―大国アメリカを作った「悪魔の植物」
トマト―世界の食を変えた赤すぎる果実
ワタ―「ヒツジが生えた植物」と産業革命
チャ―アヘン戦争とカフェインの魔力
コーヒー―近代資本主義を作り上げた植物
サトウキビ―人類を惑わした甘美なる味
ダイズ―戦国時代の軍事食から新大陸へ
タマネギ―巨大ピラミッド建設を支えた薬効
チューリップ―世界初のバブル経済と球根
トウモロコシ―世界を席巻する驚異の農作物
サクラ―ヤマザクラと日本人の精神

著者等紹介

稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年静岡県生まれ。静岡大学農学部教授。農学博士、植物学者。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

80
テーマに驚愕! 世界史の動きの原因となったのは、作物としての植物だった。それほど食糧や嗜好品としての植物は、人間にとって重要な要素であったし、今もそう。畳みかけるように述べられる歴史上の事実は、まさに人間が作物を求めることが歴史であったことを、明白に照らし出している。コムギやイネ、ジャガイモやトマト、さらにはワタ・コーヒー・サトウキビなどの栽培史こそが世界史ではないのかと。ところが著者の示すテーマはさらに大きく逆転する。「おわりに」まで読むと、人間の思いがいかにおごったものであるかを反省させられる。2021/12/05

けやき

55
この本を読むと人類が如何に多くの植物にお世話になっており、その植物が人間の歴史に影響を与えてきたが分かる。とても面白かった!2021/12/28

Tomomi Yazaki

32
植物が人類の歴史にどう関わってきたのか。先ずはイネ科から。稲、竹、麦、とうもろこしなど、これらが無い生活は考えられず、愛して止まないほどではありませんが、湧き上がる興味が尽きません。なぜ竹やぶにカブトムシが大量にいるのか。それを理解した時の驚きは、今でも忘れていません。それからトウガラシ、ジャガイモ、トマトなど、南米にひっそりと自生していた植物たち。これが人間により、爆発的に世界中に広がっている。栄養があり、美味しく、食べることを止められない。これはある意味、植物の進化の戦略なのかも知れませんね。2021/09/22

十川×三(とがわばつぞう)

21
面白い。植物視点で世界史、日本史が学べる。付箋だらけ。▼世界の農作物量は、とうもろこし、小麦、稲、じゃがいも、大豆の順。▼ご飯+味噌汁は栄養バランスが良い。▼とうがらしが「レッドペッパー」と呼ばれる理由。▼暑い地域は虫が多い。植物は辛味成分で身を守る。▼私の好きな「歴史を変えた6つの飲み物」も参考図書になっていた。2024/03/04

ちゃま坊

21
読みながら思い出すのは今まで読んだ歴史の中の植物。ゲーム「ドラゴンクエスト」の中に大航海時代のコショウの話が出てくる。吉川英治「三国志」の冒頭では茶の話。白土三平「カムイ伝」では綿の話。井上陽水「コーヒールンバ」。食料としての米や麦は言うまでもないが、歴史の中に植物の話はたくさん出てくる。食物ってよく考えると人の生活にかなり深くかかわっている。今戦場となっているウクライナだって大穀倉地帯だから欲しい国はたくさんある。2024/01/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18278220
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。