PHP文芸文庫<br> ふしぎ―“霊験”時代小説傑作選

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ふしぎ―“霊験”時代小説傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569901510
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

累計27万部突破の「時代小説傑作選」シリーズ第9弾!
ちょっと怖いが、可愛くて切ない江戸のファンタジー。

“罪”を映す瞳を持った少女、超能力のある拝み屋の少年……
人気女性時代作家による豪華アンソロジー

拝み屋の少年、日道が何者かに襲われた。日頃から日道を気にかけていた岡っ引きの茂七は下手人を探そうとするが……「遺恨の桜」(宮部みゆき)、元旦に垢抜けない少女が国見屋に迎えられた。主人夫婦は賓客として遇するが、息子の央介は彼女の目を見て怯える。じつは少女は、相手の“罪”を映し出す瞳の持ち主だった……「睦月童」(西條奈加)他、書き下ろし含む五編を収録。江戸のふしぎな物語を集めた短編集。

内容説明

拝み屋の少年、日道が何者かに襲われた。日頃から日道を気にかけていた岡っ引きの茂七は下手人を探そうとするが…「遺恨の桜」(宮部みゆき)、元旦に垢抜けない少女が国見屋に迎えられた。主人夫婦は賓客として遇するが、息子の央介は彼女の目を見て怯える。じつは少女は、相手の罪を映し出す力の持ち主だった…「睦月童」(西條奈加)他、書き下ろし含む五編を収録。江戸のふしぎな物語を集めた短編集。

著者等紹介

細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家。1963年生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる

西條奈加[サイジョウナカ]
北海道生まれ。2005年、『金春屋ゴメス』で日本ファンタジーノベル大賞、12年、『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、15年、『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞、21年、『心淋し川』で直木賞を受賞

泉ゆたか[イズミユタカ]
1982年、神奈川県生まれ。2016年、『お師匠さま、整いました!』で小説現代長編新人賞を受賞してデビュー。19年、『髪結百花』で日本歴史時代作家協会賞新人賞、細谷正充賞を受賞

廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。『水妖の森』でジュニア冒険小説大賞を受賞し、2005年にデビュー

宮本紀子[ミヤモトノリコ]
京都府生まれ。2012年、「雨宿り」で小説宝石新人賞を受賞しデビュー。19年、『跡とり娘 小間もの丸藤看板姉妹』で細谷正充賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

169
〈霊験〉とあると怖いのか?と思ってしまうが大丈夫。怖いのはちょっとだけ(怖いんか~い)生きてる人がずっと怖いよね。西條さんのは記憶にある。宮部さんのこの話は忘れていたので気持ちも新た。廣嶋さんはお初の作家さんだったが読ませる。久しぶりの宮本さんと泉さんも良かった。特に『紙の声』は好み。今回も編者の細谷雅充さんナイスだった。2021/10/04

ゆみきーにゃ

113
宮本さん初読み。どのお話も面白くて一気読み。宮本さんの紙の声、シリーズ化してほしかったな。2021/10/10

タイ子

99
5人の女性作家によるアンソロジー。既読もあるが、泉ゆたかさん、宮本紀子さんの書き下ろしは嬉しい。タイトル通り、江戸のふしぎ語りを怖くはないけど可愛かったり、切なかったり、じんわりさせたり、どれも良作。中でも宮本さんの「紙の声」は泣けた。父親が急死、家を助けるため紙屑問屋に奉公にあがった太一が店で見た不思議な光景。読んでるうちに涙が流れるような人情噺。解説の細谷さんも書いてる通りこれはシリーズ化して欲しい作品。西條さんのイオとおーすけの話は久しぶりに読んだがやっぱイオが可愛い。彼岸と此岸を繋ぐ人間が愛しい。2021/09/26

Ikutan

77
時代小説アンソロジー。のっけの西條さんは、人の罪を映す不思議な目を持った『睦月童』のお話。息子の央介は盗人"風神"の一味なのか。泉さんの『潮の屋敷』は夫に対して疑心暗鬼に陥った後妻さんのお話。どちらも読後感良好。廣嶋さんの『紅葉の下で風解かれ』はシリーズ物の妖怪ファンタジー。一番面白かったのは、宮本さんの『紙の声』。文字や絵から死者の霊を呼び出す紙屑問屋の主人のお話。これはもっと読んでみたいな。〆は宮部さん。別のアンソロジーの『ひだる神』が良かったので、期待して読んだら、今回は捕物帖で一味違っていました。2022/05/24

sin

75
あやかしも在るがもののけほどでなく、まさにふしぎの物語集…西條・童の瞳に人は己れの過ちを知り罪を償う姿に誠を見た。泉・本当の事は知ろうとしなければわからない、恐れは己れの心の壁と知る。廣嶋・あやかしの語る悲しい業の物語、少女が守ろうとしたのは家か我が子か拙い想いは禍と化す。宮本・江戸はリデュース、リユース、リサイクルの時代でこれは紙の物語、父を亡くした少年は主人を喪うまいと力をつくしやがて父と和解し夢を叶える。宮部・岡っ引きは襲われた拝み屋の少年を気遣い下手人を探る過程で出会した事件との関連にたどり着く…2022/01/27

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