出版社内容情報
平川唯一は、2021年後期のNHK朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に登場するキーパーソンである。昭和21年(1946年)2月1日から、NHKラジオで「カムカム英語」が始まったが、平川はその英語会話講師を務めた。この番組は、敗戦によって沈みがちな人々の心に新たな希望をもたらし、瞬く間に人気となる。平川は、NHKラジオと民放のラジオ局時代を合わせ、計9年6カ月にわたって講師を務めたが、聴取者から「カムカム先生」と呼ばれ、50万通ものファンレターがくるほどの、時の人となっていった。
16歳でアメリカにわたり、以後19年間のアメリカ生活を送ったとはいえ、英語教師でもなく、一介の国際放送アナウンサーだった平川が、なぜそのような存在となったのだろうか。
平川の足跡、生き方とその時代をたどっていくと、次第にその訳が見えてくる。
平川唯一の次男がさまざまな資料や証言、取材を手がかりに丁寧にまとめた、傑作人物伝。さだまさしさん推薦!
内容説明
波乱万丈の生涯を描いた傑作人物伝!農作業に明け暮れた少年時代。十七歳で小学一年生になる。ワシントン州立大学演劇科を首席で卒業。終戦の詔書の英訳を読み上げたアナウンサー。四〇〇人にもおよぶゲストたち。
目次
1 津川村で過ごした幼少時代(山間部の農家の厳しさ;父親のいない家庭 ほか)
2 アメリカでの十九年間(母国からの旅立ち;グリービンの意味 ほか)
3 戦争が残したもの(日本放送協会に採用される;太平洋戦争の勃発 ほか)
4 いよいよ始まるカムカム英語(ラジオで英語講座をやってみないか;初回放送で唯一が伝えたこと ほか)
5 カムカム英語が残したもの(いきなりのお別れ宣言;「カムカム英語」の再開から終了まで ほか)
著者等紹介
平川洌[ヒラカワキヨシ]
昭和16年、平川唯一の次男として東京・世田谷に生まれる。昭和39年、自由学園最高学部経済学科卒業。同年、ホリー株式会社入社、貿易部に勤務。昭和50年、ホリー商事株式会社を設立し、全世界を相手にビズネス取引を展開。現在、同社代表取締役。カムカム英語センター・リーダー。慶應義塾外国語学校で25年間英会話講師を務めた。また、ウクレレの第一人者でもある。国内外で演奏活動をする。現在、18の教室でウクレレ・ソロを教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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