出版社内容情報
ロングセラー『ジブリアニメで哲学する』に続く、シリーズ待望の第二弾!
刀、鬼、呼吸、藤の花、カラス……。
本書は、『鬼滅の刃』に登場する主要なモチーフを題材に、それぞれを哲学していくものです。
「なぜ呼吸法によって強くなれるのか?」「人間の方が、鬼より上回っている点は?」「心は機械のように作れるのか?」「神楽を舞うと何が起こるのか?」など、国民的大ヒット作品を舞台に、息苦しい時代を生き抜くヒントを探る!
「本書は決して『鬼滅の刃』を哲学するものではなく、むしろ『鬼滅の刃』で哲学するものなのです。
いわば、作品はあくまで思考のための題材にすぎません。ぜひ皆さん自身が、「全集中の呼吸」で考えていただいて、自分の納得のいく答えを見出していただけることを期待しています。そうしてこの息苦しい時代の中にあっても、人生の見方を変え、より強く、より善く生き抜いていただければと思います」(本書「はじめに」より抜粋)
文庫書き下ろし。
内容説明
大好評『ジブリアニメで哲学する』に続く、シリーズ待望の第二弾!刀、鬼、呼吸、藤の花、カラス…。あの大ヒットコンテンツの主要なモチーフを哲学し、息苦しい時代を生き抜くヒントを探る!文庫書き下ろし。
目次
第1章 魂の強さを哲学する(「鬼」とはなにか?―考えるためのヒント なぜ人は、鬼の物語を語り継ぐのか?;「刀」とはなにか?―考えるためのヒント 刀と精神の関係は? ほか)
第2章 自然の力を哲学する(「呼吸」とはなにか?―考えるためのヒント なぜ呼吸法によって強くなれるのか?;「水」とはなにか?―考えるためのヒント 水はどう使えばいいのか? ほか)
第3章 人間関係の深さを哲学する(「家族」とはなにか?―考えるためのヒント 家族にしかできないこととは?;「兄弟姉妹」とはなにか?―考えるためのヒント 兄弟姉妹は仲がいいのか悪いのか? ほか)
第4章 行動のすごさを哲学する(「努力」とはなにか?―考えるためのヒント 努力に終わりはあるのか?;「休息」とはなにか?―考えるためのヒント 人間には、なぜ休息が必要なのか? ほか)
第5章 世の中の面白さを哲学する(「大正時代」とはなにか?―考えるためのヒント なぜ明治ではなく大正なのか?;「神楽」とはなにか?―考えるためのヒント 神楽を舞うと何が起こるのか? ほか)
著者等紹介
小川仁志[オガワヒトシ]
哲学者・山口大学国際総合科学部教授。1970年、京都府生まれ。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。大学で課題解決のための新しい教育に取り組む傍ら、「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。専門は公共哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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