出版社内容情報
坂の上からみおろせば、ぼくのすんでる町がみえる。どれもみんなおなじようないえばかり。もうちょっとへんないえがあってもいいんじゃない?
たとえば、水をかけるとくずれる「すなのいえ」や、引っこしするときにころがせる「まるいいえ」があったらたのしそう。
いえにかえると、おふろにいれてくれて、ごはんもたべさせてくれる「ぜんじどうのいえ」は、なんでもやってくれるから、らくちん!
夜になってさんぽにでかけた「ぜんじどうのいえ」。ところが、ぜんじどうのかぎが、いたずらコンドルにぬすまれた。みつけだして、とりかえさなきゃ!
大人気「ぼくの」シリーズ第6弾! 奇想天外な物語に緻密な絵、さらには絵さがしも楽しめる、遊び心満載のシリーズです。子どもたちに「こんな家があったら住みたいな!」と、想像をふくらませながら読んでほしい一冊です。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
134
ぼくのシリーズ第六弾。まあ、よくこんな面倒くさい家、ダジャレのきいた家を思いつくなあと感心。そのセンスを少しわけてほしいよ。“ばねいえ”は、つい笑ってしまった。“ぜんじどういえ”は、健康な人は太るだろ(笑)。病気持ちの人には、いい家かもしれないね。恒例の絵探し。いい大人なのに、またしても真剣に探してしまった。鈴木のりたけ氏にしてやられたわ。鈴木のりたけ氏の絵本は、大人も子供も楽しめて、親子だと、もっと楽しめる絵本ですね。2025/07/19
starbro
134
鈴木 のりたは、新作をコンスタントに読んでいる絵本作家です。「ぼくの」シリーズは、初読です。想像力の膨らんだバラエティに富んだ多種多様な家が楽しいですが、どれもメンテが大変で、ランニングコストもかかりそうです(笑)🏡🏘🏠 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-88227-72025/07/16
馨
31
色んな家が出てきて楽しい。私も子供の頃丸い家とか想像したなぁと思い出した。2025/08/10
anne@灯れ松明の火
23
新着棚で。「こんな家があったら面白いな」と、ユニークな家がこれでもか!と登場。細かい描き込み満載なので、おはなし会には向かないけれど、近くで、じっくり見れば、楽しさいっぱい!2025/07/27
遠い日
10
いつもながら鈴木のりたけさんの絵は情報量が多い。今回も本来のテーマを別に、探し絵の要素たっぷりで、目が疲れました。いろいろな家の、なんと自由な発想と想像で、びっくりしたり感心させられたり。家の概念をひっくり返す斬新でユニークな家の数々。全自動の家で冒険をしながら、たくさんの家を見ていく。家に居ながらの大冒険、楽しいだろうなぁ。2025/09/05