出版社内容情報
考え方のくせを直せば、心はもっと軽くなる!
自意識や同調圧力が高まる思春期では、考え方(認知)のくせから不安、落ちこみ、イライラ、怒りなどの心の不調が生じ、つらい気持ちになることがよくあります。本書では、認知と行動が感情につながっていると考え、認知や行動を変えることで心の不調を治す認知行動療法の考え方と、自分でできる対処法を紹介します。
第1章 思春期の心と身体はどうなっている?
子どもから大人になる時期/だれもがストレスを感じる/ストレスと心身の不調/コラム:心の病気は、小中高校生に多い
第2章 自分をつらくさせる考え方のくせ
考え方で、感情が変わる/かたよった考え方(悪い点にしか注目できない)/極端な判断に走りやすい/悪い結末ばかり予測する/「自分はダメ」から考える/高い目標設定に苦しむ/コラム:SNSを見て、なぜつらくなるのか?
第3章 認知行動療法でできること
感情、身体、認知に気づく/身体の反応、行動を変える/不安や緊張を感じたときは/不安や恐怖に向き合うには/落ちこんだときは/落ちこみが激しいときは/怒りを感じたときは/これまでの認知を変える/それは本当? とうたがう/「あの人なら」で考える/相手のものさしに気づく/認知を観察し、距離をとる/コラム:SNS、チャット、電話で打ち明ける
内容説明
思春期(10~23歳)の心、身体、考え方の特徴を知ろう!調べよう!
目次
第1章 思春期の心と身体はどうなっている?(子どもから大人になる時期;だれもがストレスを感じる;ストレスと心身の不調)
第2章 自分をつらくさせる考え方のくせ(考え方で、感情が変わる;かたよった考え方1 悪い点にしか注目できない;かたよった考え方2 極端な判断に走りやすい ほか)
第3章 認知行動療法でできること(感情、身体、認知に気づく;身体の反応、行動を変える;不安や緊張を感じたときは ほか)
著者等紹介
松丸未来[マツマルミキ]
1975年、東京都生まれ。臨床心理士、公認心理師。スクールカウンセラー。20年以上にわたり子どもの心のケアに力を注ぐ、子どもの認知行動療法の専門家。1998年、英国レディング大学心理学部卒業。2001年、上智大学大学院文学研究科心理学専攻修了。産業分野でのメンタルヘルスケア、東京大学大学院教育学研究科附属心理相談室臨床相談員を経て、小学校・中学校・日本人学校のスクールカウンセラー、東京認知行動療法センター心理士を兼務。ウクライナ避難者の心理支援活動も行う
下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
東京大学名誉教授。臨床心理士、公認心理師。跡見学園女子大学心理学部教授。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程退学。東京大学助手、東京工業大学専任講師、東京大学助教授を経て、東京大学大学院・臨床心理学コース教授。博士(教育学:東京大学)。2023年に東京大学を退職。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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