出版社内容情報
夏休み、おばあちゃんからもらった日記に目標を書いてつぎつぎと実現させた光平。冬休みに再び日記を始めることに決めた。ところがクリスマスイブの日、インフルエンザにかかり、日記のスタートが遅れてしまった。
冬休みの最初の目標は、「ぼくは一月一日、石原さんにはげましの年賀状を書いた」。日記に書いたことは自分との約束で、実現させるためには自分で努力するしかない。しかし、年賀状によだれをたらしたり、上下逆さまに書いてしまったり、失敗の連続。それでも、なんとか年賀状を完成させることができた。
その後も日記に、「スミス先生に英語で質問した」「100メートルを泳いだ」「マラソン大会で去年の記録を30秒更新した」などを書いて、光平は夏休みよりも高い目標に挑んでいく。
失敗や挫折を経験して成長していく姿を描いた一冊。
「読書感想文におすすめの本」として好評の『願いがかなうふしぎな日記』の続編。
内容説明
一日一歩、必ず前に進むんだ―。冬休みにふたたび日記を始めた光平。スミス先生に英語で質問した、100メートル泳いだ、マラソン大会で自己記録を更新した…。光平は、夏休みよりも高い目標に挑んでいく。
著者等紹介
本田有明[ホンダアリアケ]
作家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
78
児童書。『願いがかなうふしぎな日記』の続編。前巻は夏休みで、今回は冬休み編▽冬休み入ってすぐにインフルエンザでダウンした光平は少し落ち込んだ。だけど石原さんから年賀状をもらって、急浮上w、新しい日記を書き始める。「一日一歩」難しいと悩んだりもしたけど、決めたらちゃんと努力する光平。本を読み感想を書く。水泳とマラソンの目標に向かって練習する▽もう少しでマラソンの目標を達成できたのに、転んだ友達に手を差し伸べることができるなんて偉い!ラッキーチートじゃなくても「やればできる」の見本で、小学生におすすめしたい。2022/11/28
しおり
24
おばあちゃんからもらったノートに書いた願いは叶う、というか叶うように努力を重ねている こうちゃんが前作より頑張り屋さんで、微笑ましい。努力することだけじゃなくて優しさも増えてる!。落ち込むこともあるけれど、気持ちを建て直して前に進もうとする こうちゃん。このままの頑張りで、本当に宇宙飛行士になれたらいいね👍️、応援してるよ!2023/02/15
Rabbit Teacher
3
この本は第二弾で第一弾は夏だったけれど今回はな冬だからかみ合ってる。今回も日記にやりたいことを日記に書いてそれを目指して努力する。水泳をちょっと練習するだけで0Mから200Mまで上達するとはすごい。2024/07/29
星野区
3
前回は夏だったけど今回は冬。10年ぐらい経ってからの続編だけど、あまり違和感はなかったです。でも光平がスマホを持っていたことにはびっくりしました。「一日一歩」の書初めを持って行った時の先生の対応がいいなと思いました(四字熟語じゃないからダメとか書き直しとか言われなくてよかった)。2023/05/28
遠い日
3
『願いがなうふしぎな日記』続編。サブタイトル通り「光平の新たな挑戦」が始まる。夏休みに続き冬休みもあの日記に自分の変化を求めることばを書こうと決めた光平。インフルエンザに罹患し、計画は少しずれたけれど、自分で目標を決め確実に実行に移す行動力は前回の経験から確立された。書いた通りの結果を得るためにはどうすればいいか?をきちんと考える。年頭の目標を「一日一歩」と定め、それに即した行動を自分に課す。心の胆力というか芯ができた気がする。挑戦を恐れない。自力でやる。友だちへの目線も深くなった。力強い成長だ。2023/02/04