出版社内容情報
苦手なことを、努力によって克服していく姿を描いた「しゅくだい」シリーズ第7弾。
あゆみは人前でうたうことがはずかしくて、歌の練習の時に声を出さずにうたっているふりをしていた。それを、となりにいた友だちのゆりちゃんに知られてしまい、とっさに「声を出していた」と嘘をついてしまった。
あゆみは、以前吉田くんに「うたへた」と言われてしまい、それから歌をうたうことに自信が持てなくなっていた。ゆりちゃんに、本当はうたっていなかったと正直に話し、吉田くんに言われたことも伝えると、一緒に練習しようと家にさそってくれた。
音楽教室をやっているゆりちゃんのお母さんから聞いた、上手くうたう方法をゆりちゃんと一緒に試してみた。練習を続けていると、少しずつ声が出るようになってきた。
人前で歌をうたうことが苦手な主人公が、努力しながら少しずつ自信をつけて、うたうことの楽しさに気づいていく物語。
内容説明
吉田くんに「うたへた」と言われてから、みんなの前で、歌をうたうのがはずかしくなった。練習の時、声を出さずにうたっているふりをしていたら…。
著者等紹介
福田岩緒[フクダイワオ]
1950年、岡山県生まれ。『がたたんたん』(ひさかたチャイルド)で絵本にっぽん賞受賞。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
7
「しゅくだい」シリーズ7。子どもたちの葛藤と連携、自分との対話と友だちへの思いやり。歌うことにコンプレックスを抱いているあゆみ。歌えない理由ははっきりしているのに、どうしても克服できない。友だちのゆりちゃんの助けは心強い。素直にとにかくやってみるあゆみの、そこが初めの一歩。ゆりちゃんの歌い方のコツ3点は大変参考になりました。みんなで声を重ねて歌う気持ちよさを知ったあゆみたち。みんなの足並みが揃って、いい発表会になりました。2021/10/09
Kumazon
0
小2・一人読み2024/07/22
なおき
0
なんで「ぐ」?でも、たしかに。2024/05/30
summer
0
ふと手にした本ですが、想像以上にじーんと来ました。友達同士で得意な人が不得意な人のことを補うような関係を築けるのは素晴らしいなと思います。息子にも響いてるかな...2022/07/09
ゆうぴょん
0
小4娘。宿題シリーズ。今度は合唱。 ささいなことから歌うことにコンプレックスを感じて閉じこもってしまう主人公に対し、友達や先生もあくまで温かい。 いじわるな男の子にも理由があったのね。 みんなで協力することの大切さや、恥ずかしさを克服する姿が子供目線で書かれていてとっても子供にはわかりやすいと思う2021/11/17