PHP新書<br> 太平洋戦争

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太平洋戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569859682
  • NDC分類 391.2
  • Cコード C0220

出版社内容情報

真珠湾攻撃、ミッドウェイ海戦、レイテ沖海戦、天一号作戦…太平洋戦争を「戦略・作戦・戦術」の視点から再検証。

「太平洋戦争の諸戦役を、主として戦略・作戦次元に注目しつつ検討してきた。そこでの彼我の成功と失敗、明断と誤断をみれば、ありふれてはいるが、今日なお深刻な問題である結論がみちびかれるように思う」(本書「結びにかえて」より)

成功と失敗を分けたものとは?
日本陸海軍の明断と誤断とは?

ベストセラー『独ソ戦』の著者による決定版!

【目次】
●第一章 海原と密林の戦場へ──陸海軍の攻勢戦略
・昭和陸軍の栄光と悲劇──南方攻略の絶頂からインパールの奈落へ
・連合艦隊司令長官山本五十六──その戦略
・「戦略戦闘機」──零戦の真価はどこにあったか

●第二章 南溟に疾風走る──南方攻略の戦略と作戦
・「戦略」の要求に応えるために──シンガポールへの突進
・点で面を制す──三次元からの蘭印攻略
・歯車に入り込んだ砂──フィリピン作戦の「重点」誤認

●第三章 過信と暗転の太平洋──勝機を逸した攻勢
・ポート・モレスビー遥かなり──なぜニューギニア戦線は地獄と化したか
・昭和海軍の宿痾──二兎を追ったミッドウェイ作戦
・ソロモン海の転回点──ガダルカナルで露呈した昭和陸海軍の欠陥
・敗勢に抗する──山本五十六最後の戦略

●第四章 勝者と敗者を分かつもの──日米両軍の戦略と戦術
・一九四三年の知られざる敗戦──戦略次元で王手をかけたアメリカ
・戦術的努力で戦略的劣勢を覆すことはできない──マリアナ沖海戦の致命的誤断
・より錯誤の少ない側が勝つ──レイテ沖海戦の逆説
・ターゲット東京──アメリカの日本本土空襲における戦略と戦術
・「天一号作戦」──沖縄「決戦」の蹉跌を招いた政戦略の不一致


【目次】

内容説明

真珠湾攻撃から、沖縄への「特攻」まで、諸戦役を読み解く。

目次

第一章 海原と密林の戦場へ―陸海軍の攻勢戦略(昭和陸軍の栄光と悲劇―南方攻略の絶頂からインパールの奈落へ;連合艦隊司令長官山本五十六―その戦略;「戦略戦闘機」―零戦の真価はどこにあったか)
第二章 南溟に疾風走る―南方攻略の戦略と作戦(「戦略」の要求に応えるために―シンガポールへの突進;点で面を制す―三次元からの蘭印攻略;歯車に入り込んだ砂―フィリピン作戦の「重点」誤認)
第三章 過信と暗転の太平洋―勝機を逸した攻勢(ポート・モレスビー遙かなり―なぜニューギニア戦線は地獄と化したか;昭和海軍の宿痾―二兎を追ったミッドウェイ作戦;ソロモン海の転換点―ガダルカナルで露呈した昭和陸海軍の欠陥;敗勢に抗する―山本五十六最後の戦略)
第四章 勝者と敗者を分かつもの―日米両軍の戦略と戦術(一九四三年の知られざる敗戦―戦略次元で王手をかけたアメリカ;戦術的努力で戦略的劣勢を覆すことはできない―マリアナ沖海戦の致命的誤断;より錯誤の少ない側が勝つ―レイテ沖海戦の逆説;ターゲット東京―アメリカの日本本土空襲における戦略と戦術;「天一号作戦」―沖縄「決戦」の蹉跌を招いた政戦略の不一致)

著者等紹介

大木毅[オオキタケシ]
昭和36年(1961)生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学(専攻はドイツ現代史、国際政治史)。千葉大学ほかの非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、陸上自衛隊幹部学校講師などを経て、現在、著述業。新書大賞2020受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

75
雑誌「歴史街道」の最近の連載記事を元に、若干の書き下しを加えたもの。ひとつひとつの話題はコンパクトで、この著者らしく読みやすい。そしてお得意の「戦略・作戦・戦術」というフェイズを意識して整理されており、全体を通して読んでいくと、対米戦争自体の戦略的問題点をはらみながらも、戦争の第一段階ではそれなりに戦略に基づいた作戦が奏功していった様子と、その後の戦略なき作戦の混乱がかなりくっきり浮かび上がっている。特にポートモレスビー、ガダルカナル以降はそれこそ悲惨というしかない状況。1943年が転換点という説は納得。2025/08/22

さきん

28
陸海軍全否定ではなく、戦略、作戦、戦術の次元で解説。戦術で戦略を覆すことはできない、または目標は一つに絞るべきなど教訓は多い。高校卒業か、大学教養レベルに知っておきたい内容。2026/01/14

まぶぜたろう

22
戦争に勝つための「戦略」を戦場で実行する方策として「作戦」、その「作戦」を現場で成功させるために「戦術」、という3つのフェーズから太平洋戦争を分析するのが新機軸らしい。確かに明晰に論理的にわかりやすく書かれているんだが、多くの作戦を扱っているため、それぞれが物足りない。にしてもこの作者の書くものって、どっか伊福部昭サウンドが鳴り響いてる気がする。「遠すぎた橋」のテーマとか。『失敗の本質』を思い出させる悲惨な話ではあるんだが、「よっしゃいかんかい」的な妙な高揚感があるんだよね。2025/09/12

20
独ソ戦の大木先生による太平洋戦争の総括。「戦略なきままに大戦に突入し、戦略なきままに惨戦を遂行し、戦略なきままに敗れた」切ない。インパール作戦、ビルマを越えてインドのイギリスの拠点を叩くはずだったんだね…。ビルマって海に接する面積が狭くて大河がない弱国って西原かなんかの本で読んだんだけど、それだけ守りづらい国だったんだなあ。どの戦いもそりゃ基本的にほめられるところはないので「頭のない人間」とか哀しい比喩ばかり。…ところで大木先生、独ソ戦みたいに諸外国に関しての本のほうが文体が若い気がする。気のせいか??2026/01/15

ピオリーヌ

17
PHP新書2025年の刊。雑誌「歴史街道」の連載記事を纏めたもの。太平洋戦争の諸戦役を主として戦略・作戦次元に注目しつつ検討した内容であり、日本には最初から最後まで、統一された戦略が存在していなかったとする。政府・陸軍・海軍は、各組織の利害のままにに作戦を展開し、ミッドウェイで戦略的主導権を喪失し、ガダルカナル戦役で戦略的打撃力を擦り減らしてしまう。以後連合軍が繰り出す膨大な戦力に押され、日本は窮境に押しやられるも政府・陸海軍の戦略が統一される事は無かった。2026/01/22

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