PHP新書<br> 七三一部隊の日中戦争―敵も味方も苦しめた細菌戦

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七三一部隊の日中戦争―敵も味方も苦しめた細菌戦

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  • サイズ 新書判/ページ数 312p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569859491
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0221

出版社内容情報

七三一部隊にとどまらない細菌戦の実態
日中戦争のさなか、人体実験や細菌兵器の開発と製造に携わったとされる関東軍防疫給水部、通称七三一部隊。
組織の中心にいたのは、部隊長・石井四郎を筆頭とした、日本を代表するエリートたちだった。
また細菌戦は満洲の七三一部隊だけではなく、他の四つの部隊でも実行された。
日中戦争史の専門家が、陸軍参謀本部の視点や作戦史も踏まえながら、細菌戦の知られざる実態に迫る。

なぜエリートたちが細菌戦にのめり込んだのか?
【本書の要点】
●細菌兵器はもともと対ソ戦で使うはずだった
●七三一部隊は石井四郎を中心とした京都帝大医学部閥
●葛藤しながらも細菌兵器の製造に加担した軍医たち
●新発見! 「藤原ノート」が示す重要な事実
●ペスト菌に感染させたノミを投下するPX攻撃
●中国軍も細菌戦を実行していた?
●日本本土で細菌兵器が使用されたかもしれない

【目次】
序章:七三一部隊と細菌戦の研究史
第1章:細菌戦部隊の実像
第2章:細菌戦の始まり 一九四〇年浙江省寧波・衢州・金華の細菌戦
第3章:日中戦争最前線での細菌戦 一九四一年常徳細菌戦
第4章:「後期日中戦争」と細菌戦
第5章:華北における細菌戦
終章:細菌戦部隊の最後


【目次】

内容説明

日中戦争のさなか、人体実験や細菌兵器の開発と製造に携わったとされる関東軍防疫給水部、通称七三一部隊。組織の中心にいたのは、部隊長・石井四郎を筆頭とした、日本を代表するエリートたちだった。また細菌戦は満洲の七三一部隊だけではなく、他の四つの部隊でも実行された。日中戦争史の専門家が、陸軍参謀本部の視点や作戦史も踏まえながら、細菌戦の知られざる実態に迫る。

目次

序章 七三一部隊と細菌戦の研究史
第一章 細菌戦部隊の実像
第二章 細菌戦の始まり―一九四〇年浙江省寧波・衢州・金華の細菌戦
第三章 日中戦争最前線での細菌戦―一九四一年常徳細菌戦
第四章 「後期日中戦争」と細菌戦
第五章 華北における細菌戦
終章 細菌戦部隊の最後

著者等紹介

広中一成[ヒロナカイッセイ]
愛知学院大学文学部歴史学科准教授。1978年、愛知県生まれ。2012年、愛知大学大学院中国研究科博士後期課程修了。博士(中国研究)。専門は中国近現代史、日中戦争史、中国傀儡政権史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

21
七三一部隊による細菌兵器開発と細菌戦の実態について、基礎知識を提供するよい概説となっている。本来対ソ防衛のために開発された細菌兵器が日中戦争で投入されたこと、生々しい人体実験の詳細、細菌戦が敵兵だけでなく北京のような大都市も含めた現地住民、更には日本兵自身も犠牲となったこと、細菌兵器の開発が決して医学の発展に結びつかなかったことなどをまとめる。戦時中の中国の細菌兵器に対する防疫のあり方を見てると、これが現在のコロナ対策に何某か影響を与えたのではないかという気もする。2025/07/22

電羊齋

12
これまでの先行研究を受け、七三一部隊が開発した細菌兵器が日中戦争でどのように使用されたかという全体像を明らかにする。わかる点とわからない点を切り分け、慎重に検討している点に好感が持てた。本書では日中戦争での兵力不足による行き詰まりの打開のために細菌戦が行われたという背景、細菌戦が単に七三一部隊だけでなく、日本陸軍の上層部により組織的に行われた実態、作戦次元での細菌兵器の使用目的と使用の様相、細菌兵器による被害を描き出す。細菌兵器が中国の軍と民間人、さらには日本軍にも被害をもたらしていた様子には慄然とした。2025/08/18

ののたま

12
長期化する戦争を打破する名目で行われた細菌戦は民間人だけでなく味方も巻き込み戦争の長期化を招いた。現在でも両国に禍根を残す戦争犯罪である。これのどこが「聖戦」なのだろうか。この史実を直視せず、あの戦争を美化してはならない。戦没者を追悼することも大事だが、同胞が犯した罪を知ることも大事2025/08/17

onepei

1
部隊に焦点をあてていて、つかみやすい2025/08/17

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