PHP新書<br> 消された王権 尾張氏の正体

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消された王権 尾張氏の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569857558
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0221

出版社内容情報

ヤマト建国、壬申の乱といった歴史の転換点で重要な役割を担い、
天皇家にも絶大な影響力を誇っていた東海地方の豪族、尾張氏。
古代史における重要人物にもかかわらず、その正体を知る者はほとんどいない。
なぜなら、尾張氏は最古の歴史書『日本書紀』から消されたからだ――。

『日本書紀』は不正確な記述が多いとされているが、考古学が発展した今、
『日本書紀』の記述では説明がつかなかった「古代史の謎」の多くが、解明されつつある。
それでも、尾張氏の存在は謎に包まれたままだ。
もしも、尾張氏の正体と謎めく行動の真意が明らかになれば、古代史の謎はほぼ解けたも同然。
本書は、そんな古代史の謎を解く「最後のピース」である尾張氏の実像に迫ることで、
正史として残されなかった歴史の可能性を模索する。

いったい、尾張氏とは何者で、本当は何をしてきたのか?
時の権力者が『日本書紀』から消したかった、不都合な真実とは?

歴史のミッシングリンクがつながる時、
教科書では知ることのできなかった「もう一つの古代史」が浮かび上がってくる――。

内容説明

時の権力者が消したかった「不都合な真実」とは?歴史の転換期に重要な役割を担いながら、『日本書紀』から消された東海地方の豪族尾張氏。尾張氏とは何者で、何をしてきたのか?本書は、尾張氏の実像に迫ることで、正史として残されなかった歴史の可能性を模索する。歴史のミッシングリンクがつながる時、教科書では知ることのできなかった「もう一つの古代史」が浮かび上がる。

目次

第1章 謎めく東海の雄族・尾張氏(不自然に少ない「尾張氏」の記録;崇神天皇が恐れた「祟る草薙剣」の謎 ほか)
第2章 ヤマト建国と「前方後方墳VS.前方後円墳」(北部九州を圧倒していたヤマト;弥生時代の気候変動と東海の発展 ほか)
第3章 ヤマトタケルとナガスネビコの謎(『古事記』中巻は「ヤマト黎明期」を語っている?;応神天皇が属する「タラシヒコの王家」は実在したのか ほか)
第4章 ヤマト建国神話に隠された尾張氏の正体(なぜ日本(倭)大国魂神は恐ろしかったのか
記紀の記事から「倭直」の正体を探る ほか)

著者等紹介

関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fseigojp

8
尾張はナガスネヒコー景行、物部はニギハヤヒー崇神、神武と応神は同時代で九州の南と北からやってきた 関史観の完成か 継体と蘇我、葛城はのこっているが。。。。葛城は神武や応神に協力したはず2024/08/12

みのくま

4
本書は、日本書紀は持統帝と藤原不比等が自身の正統性を主張する為に作られた歴史書であり、古事記はその日本書紀に対するアンチテーゼになっているという。他にも本書はかなり突っ込んだ仮説が語られており少々驚いた。ヤマト王権の創立時や邪馬台国は想像力を逞しくさせる魅力がありロマンに溢れているのは分かるが、さすがに説得力に欠けるのではないか。本書のような内容にありがちなのは、自身の主張に都合が良い史料のみを繋ぎ合わせて使ってしまう事であろう。面白い仮説は沢山あるのだが、そこにある程度の説得力を付与する難しさを痛感した2024/10/24

hiyu

3
論ずるあかなか安定せず、なおかつちょっと推測の域を出ないような印象。冒頭を読むに結構楽しみにしていたのだが。2024/12/11

Akira Suzuki

1
古代日本で、東海地方の一大勢力だった尾張氏を中心に古代国家の成立過程を紐解く。大胆な仮説ではあるが、著者の主張は説得力がある。古事記や日本書紀、最新の古代発掘事情を知らないと「何のこっちゃ?」ということになってしまうが、古代大和王権、天皇や古代豪族の起源について興味を持つ向きには面白い読みものだ。2024/12/08

caramelscratch

1
Audible 少し主張が変わった?2024/11/29

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