出版社内容情報
国内企業の99.7%を占める「中小企業」にまつわる問題は実に奥深いものがある。とりわけ以下は企業存続にもかかわる中小企業経営者の喫緊課題と言えよう。
●原材料費等の高騰を価格転嫁できず利益幅が縮小
●定着しない若手従業員
●深刻な後継者不足
しかしながら、この3つの中でも、「人」に関する問題はやり方次第では十分に解決が可能だと本著者の籔修弥氏は語る。部下や後輩社員に仕事のやり方・考え方などを変えてもらうためには、まずは経営者自身が変わること(自己姿勢の変革)が不可欠であると言う。そうでなければ、いくら立派な経営理念を掲げても題目に過ぎない。
本書は京都中小企業家同友会の元代表理事として、また京セラ創業者の稲盛和夫氏が中小企業経営者の学びの場として設立した盛和塾南京都の代表世話人として、80歳を超える今も若手経営者の指導にあたる氏の「人を生かす」経営の神髄を学べる1冊である。
内容説明
従業員一人ひとりの力が発揮できる「人間尊重の経営」が浸透すれば100年存続企業になれる!経営者が自己姿勢(人生観や価値観)の座標軸を正せば、従業員とともに会社は変わる、発展する。企業の「人」の問題に役立つ一冊。
目次
第1章 「なりゆき経営」からの脱却
第2章 人を生かす経営
第3章 経営者の「私が変わる」宣言
第4章 めざすべき「自己姿勢」とは
第5章 「自己姿勢」を確立するヒント
第6章 経営理念浸透のための実践
第7章 後継者の育成で、さらなる発展を
資料編
著者等紹介
籔修弥[ヤブシュウヤ]
1943年、石川県生まれ。佛教大学卒業。京都日産自動車株式会社入社。営業部での勤務中に病気を患い入退院を繰り返した後に退職。健康の大切さ、身体が資本であることに気づき、開業を決意。自宅の4畳半で個人商店・南近畿ミル商会を創業する。法人化のため、1977年、近畿ミル株式会社を設立し代表取締役社長に就任。営業を全国に拡大するため、1982年、株式会社ミル総本社に社名変更(業種:特定保健用食品(トクホ)、乳酸菌飲料等の製造販売)。近畿大学薬学部との乳酸菌の共同研究のため、1986年、株式会社バイオアルビン研究所を設立し代表取締役社長に就任。2006年「人を生かす経営・実践道場(現・実践塾)」顧問に。「自己姿勢の確立」講座講師。2010年、相談役に就任し現在に至る。1998年、盛和塾南京都(現・修和塾)に入塾(2022年、代表世話人に就任。現・顧問)。2021年5月、株式会社ミル総本社、株式会社バイオアルビン研究所を事業承継し、同時にM&Aを行い、株式会社ミル総本社相談役となり現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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