PHP新書<br> 蔦屋重三郎と田沼時代の謎

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蔦屋重三郎と田沼時代の謎

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569857404
  • NDC分類 210.55
  • Cコード C0221

出版社内容情報

歌麿らを見出した“江戸のメディア王”蔦屋重三郎。その人物像と、後の世に残した物を、彼が活躍した田沼時代と共に解説する一冊。

内容説明

経済や社会が発展してその余裕が文化を活性化させたという点で、田沼時代は現代とも重なる部分が多い。そんな田沼時代を象徴する存在ともいえる重三郎を理解することは、現代を生きるわれわれにとっても有意義なことではないだろうか。以下、特に田沼意次の人生やその時代に着目することで蔦屋重三郎の実像に迫っていく。

目次

第1章 蔦屋重三郎とは、何者だったのか?―いくつもの顔を持った男
第2章 蔦屋重三郎が活躍した田沼時代とは?―田沼意次の実像と虚像
第3章 蔦屋重三郎が世に送り出した文化人にはどんな人物がいたのか?―文化活動で才能を発揮した武士と町人
第4章 なぜ田沼時代は終わってしまったのか?―庶民が天変地異や物価高騰に苦しんだ時代
第5章 松平定信はなぜ蔦屋重三郎を処罰したのか?―寛政改革の実像と虚像
第6章 なぜ蔦屋重三郎は東洲斎写楽を売り出したのか?―新たな挑戦と早過ぎた死

著者等紹介

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
歴史家。文学博士(早稲田大学)。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。「JR東日本・大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

71
来年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の予習を兼ねて。著者は歴史家で文学博士の安藤優一郎氏。田沼時代を追い風に江戸の文化をリードした蔦屋重三郎の生きざまを通して、泰平の世・江戸の活気ある姿を解き明かした一冊。吉原の貸本屋だった重三郎が日本橋の地本問屋に成長し、江戸文化の担い手として作家や絵師を次々に世に送り出し「出版人」としての地位を築いたものの、田沼時代の終焉・松平定信による寛政改革で一変、写楽の登用で巻き返しを図るも病により48年の生涯を閉じた。「江戸のメディア王」に相応しい生き様でした。2024/11/20

エドワード

33
大河ドラマの勉強に購読。蔦屋重三郎は、吉原の茶屋・蔦屋で働き、客の減少に悩む吉原を斬新なアイデアで宣伝する。彼の成功は、旗本から老中まで出世した田沼意次が、慣例に縛られない新政策を次々と実践する時代の空気にあった。百万都市・江戸の出版文化を活性化させた重三郎だったが、田沼意次が、権力の基盤だった将軍・徳川家治が死ぬと罷免され、松平定信の寛政の改革によって、享楽的な世相は質素倹約・綱紀粛正へと一変、重三郎は苦境に陥る。蔦屋重三郎と田沼意次、<成り上がりもの>ゆえの成功と没落、という言説はよく理解できる。2025/02/19

マカロニ マカロン

21
個人の感想です:B。今週末の『べらぼう』散歩の参考本。本作では田沼意次は賄賂政治家のイメージが強いが、ロシアとの貿易計画や蝦夷地の開発、産業育成、民間からの献策など進歩的な政策で、蔦重は江戸文化を活性化させ、田沼時代の一翼を担った。曲亭馬琴は「世の中に吉原で財産を失う者は多いが、吉原から出てきた者で大商人として成功を収める者はなかなかいない」と評した。旧山谷地区が舞台の『あしたのジョー』で丹下段平が言った「なあ、ジョーよ、ふたりで苦しみ、ふたりで歯を食いしばって、このなみだ橋を逆に渡ってやろう」を連想した2025/04/30

ようはん

21
大河ドラマ「べらぼう」は蔦屋重三郎の活躍と共に田沼意次が主導していた当時の幕府政治も描いているが、この本は両方について扱っており分かりやすい。登場する人物も喜多川歌麿、曲亭馬琴、東洲斎写楽、本居宣長と多彩でドラマでの登場が待たれるが松平定信による寛政の改革以降は重三郎の苦闘が描かれるのは待った無しなのは辛い。2025/01/19

ほんメモ(S.U.)

14
蔦屋重三郎が江戸のメディア王として成り上がる事が出来たのは、同じく成り上がり者の田沼意次が自由闊達な文化の広がりを許す時代を作ったからである、というのがこの本の趣旨です。田沼時代と松平時代の対比もあり、語り口は面白くはないけど、わかりやすくはあった一冊でした。確かに田沼時代は文化の発達に良い時代ではあったのですが、その後の為政者、松平定信の作った様々な規制をかいくぐるための工夫というのも、それはそれで文化として成り立っていたと思うし、蔦屋重三郎の商売に関しても同様の事が言えるのではないかな、と思いました。2025/02/10

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