出版社内容情報
オミクロン変異体は「人工物」としか考えられない――職を賭して発信を続けたウイルス学者、覚悟の論証!
新型コロナウイルス・オミクロン変異体の塩基配列(RNAを構成する、四つの塩基の並び方)の変異を見て、ウイルス学者である著者は凍りついた。「同義置換が1、非同義置換が30、こんなことはありえない」。同義置換とは、アミノ酸の変異が起こらない塩基配列の置換のことであり、非同義置換はアミノ酸の変異が起こる塩基配列の置換のことを指す。通常、同義置換/非同義置換はランダムに入るため、同義置換が1で非同義置換が30というのは明らかな異常であると言わざるをえない。それから著者は、本格的にオミクロン変異体の塩基配列の解析に乗り出した。
著者はオミクロンBA.1が出現する直前に、オミクロンBA.1の変異から一つのアミノ酸が武漢型に戻った配列の変異体があるはずだという仮説のもとで検索を行った。オミクロンBA.1に変異する一つ前の、いわば「親」となる変異体である。すると、自然界では到底ありえない事態が起こっていることが判明したのである。
本書では著者が行ったオミクロン変異体の検証について平易に解説し、さらにオリジナル武漢型の特殊性やワクチンと死亡者数増加の関係も考察する。2022年、なぜ超過死亡者(例年の死亡者数をもとに推定される死亡者数を、実際の死亡者数が超過した数)が前年より大幅に増えたのか?
内容説明
新型コロナウイルス・オミクロン変異体の塩基配列(RNAを構成する、四つの塩基の並び方)の変異を見て、ウイルス学者である著者は凍りついた。「同義置換が1、非同義置換が30、こんなことはありえない」。本書では著者が行なったオミクロン変異体の検証についてわかりやすく解説し、さらにオリジナル武漢型の特殊性やワクチンと死亡者数増加の関係も考察する。
目次
第1章 「人工ウイルスではないだろう」と思っていた(「人工?そんなわけないだろう」と思っていた;警戒されていたウイルス ほか)
第2章 オミクロン変異体は人工物か(新興ウイルスは動物からやってくる;新型コロナウイルス人工説の発端 ほか)
第3章 mRNAワクチンの様々な問題(mRNAワクチン接種開始前に懸念していたこと;新型コロナウイルスワクチンの長期的リスク可能性と戦略 ほか)
第4章 超過死亡とmRNAワクチン(3回目の接種が始まった時期に、死亡者数が急増;厚労省が死亡予測値を大幅に引き上げた ほか)
第5章 誰がつくったのか?(ウイルスは簡単につくることができる;機能獲得実験―人工的に変異を起こす ほか)
著者等紹介
宮沢孝幸[ミヤザワタカユキ]
一般社団法人京都生命科学研究所代表理事。1964年東京都生まれ。兵庫県西宮市出身。東京大学農学部畜産獣医学科にて獣医師免許を取得。同大学院で動物由来ウイルスを研究。東大初の飛び級で博士号を取得。帯広畜産大学畜産学部獣医学科助教授、京都大学医生物学研究所准教授などを経て、2024年5月京都大学を退職。日本獣医学学会賞、ヤンソン賞を受賞。新型コロナウイルス感染症の蔓延に対し、「1/100作戦」を提唱して注目を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
Kーazuki
くものすけ
九曜紋
サワークリーム
-
- 和書
- 室生犀星への/からの地平