出版社内容情報
名画に込められた、あふれる感情の波。
ドラマチックな愛と、幸福への欲求は不変――
画家たちは描かずにいられなかった。
一目惚れ、狂恋、嫉妬、快楽、死への誘い……これもまた、愛なのか。
西洋美術の歴史を通じて重要なテーマだった愛は、各時代、さまざまな形で表現され続けている。
当時の風俗、文学、神話、旧約聖書などから題材がとられ、画家のインスピレーションを刺激して芸術の価値を高めてきた。
時代が移っても変わらない、人間が抱く欲求や希望。ロマンチックな空想や情熱的なものだけではないその感情は、喜び、幸福、満足感をもたらして人々を惹きつける。派生して、呪いや嫉妬、怒りも。愛とはなにか、を考えさせられる作品52点をフルカラーで解説。
[本書の構成]
第1章 甘美な恋への憧れ
第2章 そして、狂気へ
第3章 子どもをめぐる愛
第4章 運命の絆
内容説明
ドラマチックな愛と、幸福への欲求は不変。西洋美術史でも重要なテーマだった愛は、各時代、さまざまな形で表現されている。当時の風俗、文学、神話、旧約聖書などから題材がとられ、画家のインスピレーションを刺激してきた。その感情は、喜び、幸福、満足感をもたらして人々を惹きつける。派生して、呪いや嫉妬、怒りも。愛とはなにか、を考えさせられる作品を中心に解説する。
目次
第1章 甘美な恋への憧れ(愛の魔法;一目惚れ;片想い;医者が治せぬ病;初々しい恋の始まり;ラブアフェアの売り買い)
第2章 そして、狂気へ(命の限り;嫉妬;愛の園;狂恋を鎮静させるには;疫病の時代の恋;禁断の恋)
第3章 子供をめぐる愛(絵画への愛;きょうだい愛;ペットとの交流;えこひいき;慈善の勧め;親の愛)
著者等紹介
中野京子[ナカノキョウコ]
北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組に出演するなど幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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