PHP新書<br> 今村均―敗戦日本の不敗の司令官

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今村均―敗戦日本の不敗の司令官

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569855080
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

苦境を超えて、部下を守り抜く――指揮官の資質と能力とは?

太平洋戦争末期、ラバウルで10万人もの軍人の命を守り、終戦後も、部下たちの心に寄り添い続ける――不滅の仁将の智勇を、現代の視点で捉え直した力作評伝


保阪正康氏推薦!


[本書のねらい]

太平洋戦争の敗戦要因についての研究は、歴史家だけでなく、専門分野を超えて、これまで精力的に進められてきた。だが、その失策にばかり気をとられ、すぐれた能力を発揮した軍人たちがいたことを我々は忘れるべきではないだろう。

指揮官としての責務を果たしつつも、時局や組織に振り回されず、人としてあるべき姿を求め続けた指導者たち――。その人間観や指導観に学びの視線を向ける良識が、グローバル化の荒波に飲み込まれ、経済敗戦の様相が色濃くなってきた令和の日本人に求められているのではないか。
評伝のスタイルをとりつつ、リーダーに必要な条件について、有益な示唆を与えてくれる「不敗」の名将「今村均」の真の姿を、本書が描き切る。


<目次構成>

序 国破れて名指揮官あり

今村均という陸軍大将/敗戦と没落、戦時期の日本と令和日本/現代の視点でみた「今村均」の資質と能力
第一章 文学少年から軍人へ

幼少期/今村の人格陶冶/小学校時代/軍人へ

第二章 昭和動乱の中で

士官学校への入学/居眠り/厳しい生活と友情/明治の終わり/陸大受験/真相 ほか

第三章 指揮官としての成長

連隊長へ/今村と派閥/今村の反省/日中戦争勃発/戦場へ/ノモンハン事件/?介石の反撃/今村の将器 ほか

第四章 大東亜戦争はじまる

賓陽作戦/教育総監部本部長/「戦陣訓」の後悔/第十六軍司令官/今村と海軍/蘭印降伏/「今村軍政」/中央からの批判/「ガ島」の攻防/玉砕か撤退か ほか

第五章 祖国の敗北

自給自足に向けて/海軍との連携/自活/地下要塞/敗戦を迎える ほか

第六章 果たしきった責任

敗戦からの戦い/オーストラリアとの裁判/死を免れる/死生観の変化/日本、そしてマヌスへ/果たしきった責任/先見の明/修養を忘れなかった人 ほか


内容説明

太平洋戦争の敗戦要因についての研究は、分野を超えて精力的に進められてきた。だが、その失策にばかり気をとられ、すぐれた能力を発揮した軍人たちがいたことを我々は忘れるべきではない。指揮官としての責務を果たしつつも、時局や組織に振り回されず、人としてあるべき姿を求め続けた指導者たち―。その人間観や指導観に学びの視線を向ける良識が、グローバル化の荒波に飲み込まれ、経済敗戦の様相が色濃くなってきた令和の日本人に求められているのではないか。評伝のスタイルをとりつつ、リーダーに必要な条件について、有益な示唆を与えてくれる名指揮官「今村均」の真の姿を、本書が描き切る。


目次

序 国破れて名指揮官あり

第1章 文学少年から軍人へ

第2章 昭和動乱の中で

第3章 指揮官としての成長

第4章 大東亜戦争はじまる

第5章 祖国の敗北

第6章 果たしきった責任

内容説明

太平洋戦争の敗戦要因についての研究は、分野を超えて精力的に進められてきた。だが、その失策にばかり気をとられ、すぐれた能力を発揮した軍人たちがいたことを我々は忘れるべきではない。指揮官としての責務を果たしつつも、時局や組織に振り回されず、人としてあるべき姿を求め続けた指導者たち―。その人間観や指導観に学びの視線を向ける良識が、グローバル化の荒波に飲み込まれ、経済敗戦の様相が色濃くなってきた令和の日本人に求められているのではないか。評伝のスタイルをとりつつ、リーダーに必要な条件について、有益な示唆を与えてくれる名指揮官「今村均」の真の姿を、本書が描き切る。

目次

序 国破れて名指揮官あり
第1章 文学少年から軍人へ
第2章 昭和動乱の中で
第3章 指揮官としての成長
第4章 大東亜戦争はじまる
第5章 祖国の敗北
第6章 果たしきった責任

著者等紹介

岩井秀一郎[イワイシュウイチロウ]
歴史研究家。1986年、長野県生まれ。日本大学文理学部史学科卒業。デビュー作『多田駿伝―「日中和平」を模索し続けた陸軍大将の無念』(小学館)で、第26回山本七平賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

61
簡潔な評伝。本人の自伝に多くを依拠し、その中で自身の性格をネガティヴにとらえ、歎異抄と新約聖書を座右それを正す修養を重ねていたそうだ。このあたりに派閥から距離を置く軍人今村均の本質があるのかも。ラバウルでの3年弱のあいだ、当初(まだガダルカナル戦が続いていた頃)から食糧などの自給体制を構築していたという話は初めて知ったが、兵を無駄死にさせないという哲学が貫徹されていると思う。しかしその彼が原稿を起草したのが悪名高き「戦陣訓」とは。例の部分、自身の思いとは真逆に捉えられ用いられたのは無念だったろう。2023/10/30

ジュンジュン

15
僕が子供の頃は、軍人の伝記にはなかなか出会えなかった。それだけに、著者や大木毅氏の登場は嬉しい限り。なんとか名前ぐらいは知っている程度の知識しか持ち合わせていない僕にとっては、読みやすさも◎。内容はやや甘いかなと感じたが許容範囲内。2023/10/23

ぽん教授(非実在系)

7
今村は意外なことに素の性格では我が強く神経質で怒りっぽいものであったが、これを経験学習による徳治の定着化によって克服し続けた。1930年代の軍中央時代は先が見えすぎて「自分が反対しても無駄だ」とばかりに組織の論理に流されてしまう場面があり、師団長として指揮した崑崙関の戦いでは中国軍増員の情報を信じず苦戦するなどミスもあったが、この失敗を糧に大幅な成長を成し遂げて直後の賓陽作戦での勝利を掴むことに成功した。先が見える能力と徳治とマネジメント能力が合わさり後の活躍の繋がる瞬間が見える。2023/12/30

つわぶき

7
第十六軍司令官として蘭印(現インドネシア)の攻略とその後の軍政で有名な今村均について、彼の指揮統率を重点的に記した評伝。仁将としての事蹟は勿論であるが、それ以上に、絶え間ない自己反省(特に自らの短気に関する)及び部下との意志疎通を通じた企図の浸透と合意形成による指揮統率をもって、第五師団長時の南寧における危機的状況下での戦闘完遂、更にその経験(補給線を絶たれた状態での戦闘を経験している。)をラバウルにおける自活等に繋げる、成長し続けた人としての面が印象的であった。2023/08/11

高木正雄

4
広く浅くといった伝記。青年期から陸士受験までのエピソードは興味深かったが、どこらへんが文学少年なのかよくわからなかった。名将と謳われる今村だが満州事変から支那事変までは他の天保銭組とあまり変わらないように思う。野戦指揮官としてなにか変わるところがあったのかしらないが、太平洋戦争開戦後は皆さんご存知のエピソードである。尉官、佐官時代の北白川宮や上原元帥とのエピソードはなかなか知られていないのではないだろうか。2023/11/08

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