出版社内容情報
5ヵ月連続発刊、第1弾!
千年読み継がれる物語は、かくして生まれた――帚木文学の集大成にして最高到達点の長編小説〈全五巻〉
父や祖母の薫陶を受けて育った香子(紫式部)は、「いつの日か、『蜻蛉日記』を超えるものを書いてほしい」という早世した姉の想いを胸に、物語への素養を深めていく。夫との短い結婚生活、家族とともに向かった越前での暮らし……その中で、香子はまったく新しい物語を紡いでいく。
香子の人生とともに、1巻では『源氏物語』「桐壺」~「末摘花」の帖についても描き出した、著者渾身の長編小説。
内容説明
千年読み継がれる物語は、かくして生まれた。帚木文学の集大成にして最高到達点の長編小説“全五巻”。大河ドラマの主人公・紫式部(香子)の生涯×『源氏物語』。1巻:父とともに越前へ、そして物語を書き始め…桐壺~末摘花の帖。
著者等紹介
帚木蓬生[ハハキギホウセイ]
1947年、福岡県生まれ。精神科医、医学博士。東京大学文学部仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。93年に『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、95年に『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、97年に『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年に『水神』で新田次郎文学賞、11年に『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、12年に『蝿の帝国』『蛍の航跡』の「医軍たちの黙示録」二部作で日本医療小説大賞、13年に『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、18年に『守教』で吉川英治文学賞および中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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starbro
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Sato19601027
くろにゃんこ
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