出版社内容情報
キリスト教や教会をどのように利用して国家を築こうとしたのか、そして先にあるヨーロッパ統合の運命とは。ヨーロッパの源流に迫る。
内容説明
西洋中世の教訓が、今の世界を救う!ローマ帝国の崩壊、東西教会の分断対立、歩兵・騎兵文明の功罪…。今日のヨーロッパ諸国がいかなる命運を辿るのか。その分岐点となった決定的な事象が、中世には存在するのである。
目次
序章 中世の幕開け―「ヨーロッパ」の誕生
第1章 軍事技術に見る中世―「騎士の時代」はどこまで適切か?
第2章 フランス―集権国家の雛形
第3章 ドイツ―普遍的権力と分権化
第4章 スイス―戦闘技術とスイス国家の形成
第5章 スペイン―ヨーロッパの縮図
第6章 中世ロシア国家―水上交通が育んだ東欧の大国
第7章 ポーランド―民主国家と近世の大国への道
第8章 ユーゴスラヴィアの形成―バルカンのスラヴ諸民族の興亡
著者等紹介
伊藤敏[イトウビン]
1988年、東京都に生まれる。筑波大学卒、同大学院にて修士号を取得し、博士後期課程単位取得退学。高校非常勤講師や塾講師を経て、2019年より代々木ゼミナール講師として首都圏や北海道などで予備校講師として活動。板書での図解、なかでも正確無比な地図と描写と、「世界史の理解」を信条とした解説に定評がある。趣味は素描画、喫茶店めぐりなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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