出版社内容情報
「お前は、とんでもない勘違い野郎だな!」
「いや、何事も勘違いから生まれる。後先考えずガムシャラにやるうちに、『勘違い』だと言われていた夢が現実になる。裸ひとつで挑戦する若者を、俺は、殺しはしない」―――石原慎太郎(第三章より)
父親は借金で失踪。高卒で都庁職員へ。公務員から夕張市長、北海道知事になった著者の行動力、そして反対者をも味方につける巻き込み力を明かす。
三五三億円の赤字を抱えて財政破綻した夕張市の市長に三十歳で就任。部長と次長は全員退職し、五三人いた管理職は十分の一に。積雪の重みで美術館は潰れ、図書館は運営費を捻出できずに廃止。「全国最低の行政サービス、全国最高の住民負担」といわれたまちを住民の協力を得て「コンパクトシティ計画」「攻めの廃線」などで活性化。二〇二七年三月には借金を完済し、日本で唯一の財政再生団体から正式に脱却する道筋をつける。
三十八歳で就任した北海道知事では、コロナ対策に奔走。「北海道の再エネを本州へ」「北海道データセンターパーク」「国民の食を支える北海道」と多方面で北海道から日本を変える取り組みを行っている。
本書を読めば、
逆境に陥ったリーダーが自らを奮い立たせて、組織を活性化させるためのリーダーシップを学べる
反対する人をも巻き込む手法、求心力のノウハウを学べる
夕張市長、北海道知事での改革事例が地方再生の参考になる
自分を変えて熱く生きたい、リーダーとして組織を変えたい、すべての人に贈る一冊。
内容説明
353億円の赤字を抱えて財政破綻した夕張市の市長に30歳で就任。積雪の重みで美術館は潰れ、図書館は運営費を捻出できずに廃止。「全国最低の行政サービス、全国最高の住民負担」といわれたまちを「コンパクトシティ計画」「攻めの廃線」などの大胆な施策で活性化。2027年3月には借金を完済し、日本で唯一の財政再生団体から正式に脱却する道筋をつける。38歳で就任した北海道知事では、コロナ対策に奔走。「エネルギー」「デジタル」「食」を中心に北海道から日本を変える取り組みを行っている。
目次
第1章 コロナ禍での意思決定
第2章 逆境に負けない行動力
第3章 財政破綻した自治体の首長ができること
第4章 人を勇気づけ、行動に駆り立て、周囲を巻き込む
第5章 理解と共感、そして協力を得る
第6章 北海道から日本を変えるために
著者等紹介
鈴木直道[スズキナオミチ]
1981年3月14日生まれ。埼玉県三郷市出身。1999年、東京都庁入庁。2004年、法政大学法学部法律学科卒業(都庁に勤めながら4年間で卒業)。2008年、夕張市へ派遣、2010年4月、東京都知事本局総務部より内閣府地域主権戦略室へ出向(同年、夕張市行政参与に就任)、2010年11月、夕張市市長選出馬の決意を固め東京都庁を退職。2011年4月、30歳1カ月(当時全国最年少)で夕張市長に就任。夕張市の財政再建に道筋をつける。2019年4月、38歳1カ月(当時全国最年少)で北海道知事就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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