出版社内容情報
日米開戦の決め手「対日石油禁輸」の立役者は、二人のソ連スパイだった…!二人の行動を丹念に辿り、日米ソの情報戦を読み解く。
内容説明
ルーズベルト大統領の意思に反して、「石油禁輸」は、なぜ実現したのか?「ソ連の対米工作を暴いた『ヴェノナ文書』の最新研究が登場。日本人が知っておくべき『インテリジェンスの近現代史』」。
目次
新資料公開で暴かれたソ連スパイと日米開戦の関係
二人の大物ソ連スパイ、ホワイトとヒス
出世の踏み台となったニューディール政策
ホワイトとヒスの裏の顔―チェンバーズの証言
日本に経済制裁せよ―日米通商航海条約の破棄
第二次世界大戦が始まり揺れ動くアメリカ
陰の動きを加速するホワイトとヒス
石油禁輸が実現したプロセス
財務省の権威の陰で暗躍するホワイト
石油会社とオランダを操るヒス
ハル・ノートの裏にもホワイトがいた
アメリカに浸透していたソ連諜報部
著者等紹介
斎藤三知雄[サイトウミチオ]
米国在住の市井の歴史研究者。早稲田大学卒業。南カリフォルニア大学大学院修了。ローカライゼーション産業に従事するかたわら、歴史研究に着手する。全米のアーカイブ(米国立公文書館、米国議会図書館、フーバー研究所、ルーズベルト大統領図書館、トルーマン大統領図書館など)や大学図書館(南カリフォルニア大学、UCLA、スタンフォード大学など)で調査を行う。特に関心のあるテーマは、太平洋戦争前後の日米関係である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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